2019.09.10
◆特集
病床機能の最適化(2)~地域包括ケア病床~
消費税増税がいよいよ来月に迫り、増税対応として本年10月に実施される診療報酬改定の内容も徐々に明らかになってきました。こうした、消費税増税にも負けない経営基盤を構築するために、今号では、前号に引き続き、各病院における「病床機能の最適な運用方法」に焦点を当て、「地域包括ケア病床」を分析しました。疾患ごとに「入院尺度」を用いた各病院の転棟タイミングのベンチマーク分析で、「地域包括ケア病床」における、最適な「病床機能の運用方法」や「病床管理」について考察しています!
◆「病院ダッシュボードχ」ワンポイントレッスン
薬剤部の生産性向上
働き方改革の必要性が叫ばれる中、専門職として活動の場が拡大している薬剤師の生産性向上は病院にとって重要な課題の一つです。「生産性向上を何で測るか?」を厳密に定義することは難しい中で、予定入院症例の持参薬確認や休薬指導、病棟での医師、看護師へのアドバイスでも多大な貢献をしています。
今号では、薬剤管理指導料算定状況を軸とした「生産性分析」をもとに、「薬剤部の生産性向上」をめざし、病院ダッシュボードχを活用した分析方法を図表とともにわかりやすく説明しました。
◆コンサルタントのつぶやき
ミッションとビジョンはとても重要!
全国各地の医療機関の経営を支援するGHCのコンサルタント。彼らが病院経営の現場で見聞きした興味深い情報をつぶやきます。
リープ・ジャーナルは、携帯電話でも閲覧することが可能です。移動中などのすき間時間を活用して、ぜひアクセスしてみてくださいね!
【「リープ・ジャーナル」とは】
「リープ・ジャーナル」は、
GHCの専門コンサルタントが責任編集する記事を、
ウェブ上の会員サイトもしくはPDFで閲覧できる情報サービスです。
メディカル・データ・ビジョン(MDV)とGHCが共同開発したDPC分析ソフト「EVE」、
GHCが独自開発した高度急性期病院の4割が導入する多機能型病院経営分析システム
「病院ダッシュボードχ(カイ)」のいずれかをご利用の病院のご担当者様であれば、
無料で一病院何人でも登録してご利用いただくことができます。
記事では、主に以下の3点の価値を得られます。
◆ベンチマーク分析での自院の立ち位置が確認できる
◆他院の状況が分かる
◆データ分析の専門家がデータ検証し、示唆が提示される
※※アクセス方法やアクセスに必要な情報がご不明の方はこちらをご参照ください※※
冨吉 則行(とみよし・のりゆき) | |
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コンサルティング部門シニアマネジャー。早稲田大学社会科学部卒業。日系製薬会社を経て、GHC入社。DPC分析、人財育成トレーニング、病床戦略支援、コスト削減、看護部改善支援などを得意とする。多数の医療機関のコンサルティングを行うほか、GHCが主催するセミナー、「病院ダッシュボードΧ」の設計、マーケティングを担当。若手コンサルタントの育成にも従事する。 |
中村 伸太郎(なかむら・しんたろう) | |
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コンサルティング部門マネジャー。東京工業大学 大学院 理工学研究科 材料工学専攻 修士課程卒業。DPC分析、財務分析、事業戦略立案、看護必要度分析、リハ分析、病床戦略検討などを得意とし、全国の病院改善プロジェクトに従事。日本病院会が出来高算定病院向けに提供するシステム「JHAstis」の社内プロジェクトリーダーも務める。 |
湯原 淳平 (ゆはら・じゅんぺい) | |
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コンサルティング部門シニアマネジャー。看護師、保健師。神戸市看護大学卒業。聖路加国際病院看護師、衆議院議員秘書を経て、GHC入社。社会保障制度全般解説、看護必要度分析、病床戦略支援、地域包括ケア病棟・回リハ病棟運用支援などを得意とする。日本経済新聞や週刊ダイヤモンドなどメディアの取材協力も多数。総務省 経営・財務マネジメント強化事業アドバイザー。 |
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