お知らせ

2024.10.07

自病院データを確認しながらの経営改善講演に塚越が登壇、北海道の自治体病院が勉強会(DoCoM)開催

 北海道地区の自治体病院がDPCデータをもとに治療内容などのベンチマーク分析を行う勉強会「北海道地区自治体病院コンソーシアム(DoCoM)」の第17回会合が10月4日に市立旭川病院(旭川市、481床)で開催され(DoCoMの詳細はこちら、以下の写真は当日の様子)、グローバルヘルスコンサルティング・ジャパンのコンサルタントでシニアマネジャーの塚越篤子が登壇。参加者は経営分析システム「病院ダッシュボードχ(カイ)」を用いて、自病院のデータを確認しながら講演を聴講しました。





 DoCoMは、北海道地区の自治体病院が集い、DPCデータを用いたベンチマーク分析による経営改善手法を学び、各病院の改善事例を共有し合う勉強会です。今回のDoCoMは10病院47人が参加。各病院の事例発表の後、塚越が「改めてデータと向き合う 医療の質向上と職員全員の働き方改革」と題して講演しました。


 講演では、2024年度診療報酬改定のポイントと、24年4月~7月までの24年度データを踏まえて、北海道の自治体病院を実名でベンチマーク比較。全参加病院に対してパソコンを貸与し、「病院ダッシュボードχ」で自病院のデータを確認しながら会を進行しました。「コロナ前と比較し、2024年度の症例数は回復しているのか」「低栄養患者に対する栄養指導は適切に行われているのか」「重症度、医療・看護必要度の厳格化に伴い、シリンジポンプによる『精密持続点滴注射加算』が適切に算定できているか」――などの論点について、参加者は実際のデータを確認しながらそれぞれの改善施策を探りました。


塚越 篤子(つかごし・あつこ)

コンサルティング部門シニアマネジャー。看護師、助産師、経営学修士(MBA)。10年以上の臨床経験、医療連携室責任者を経て、GHC入社。医療の標準化効率化支援、看護部活性化、病床管理、医療連携、退院調整などを得意とする。全国の病院改善事例多数。若手の育成や人事担当なども務める。「LEAP JOURNAL」編集長。

神尾 康介(かみお・こうすけ)

コンサルティング部門コンサルタント。金沢大学医薬保健学総合研究科保健学博士前期課程卒業。理学療法士、医療経営士。訪問看護の経験からマーケット分析・地域連携支援などを得意とし、リハビリテーション経験を活かしたリハビリテーション室の改善提案などを行う。