2023.08.10
「Gem Med」を運営するグローバルヘルスコンサルティング・ジャパン(GHC)は、無料の経営分析レポート「 LEAP JOURNAL(リープ・ジャーナル)」を毎月提供しています。病院経営の専門コンサルタントが旬なテーマを選び、詳細なデータ分析の結果に基づいて記事を執筆。「EVE」、「病院ダッシュボードΧ (カイ)」、「病院ダッシュボードΧZERO(ゼロ) 」、GHCのコンサルティングサービスをご利用病院が無料提供の対象です。
本稿では8月10日発行の「LEAP JOURNAL」で掲載した特集企画「医療介護同時改定にそなえ 今から準備する介護連携」のサマリーを以下に紹介します。
【目的】
介護連携や在宅医療連携の重要性が増してくるなかで、6年ぶりの医療介護同時改定である2024年度に備え、「介護支援等連携指導料」と「退院時共同指導料」を通じて、多職種連携について確認していく。
【方法】
以下2つの切り口について分析した。
(1)介護支援等連携指導料:算定率 算定ポテンシャル金額
(2)退院時共同指導料2:算定率、多機関共同指導加算・保険医共同指導加算の算定率 算定ポテンシャル金額
【結果】詳細はLEAP JOURNALにて
(1)介護支援等連携指導料の算定率の中央値は4.9%。もし入院中2回算定できた場合の算定ポテンシャルは、中央値で年間500万円以上。
(2)退院時共同指導料2の算定率の中央値は4.4%、ポテンシャル金額は中央値で約40万円。
【考察・結論・提言】
(1)介護支援等連携指導料算定ポイントは初回算定率を上げること。ケアマネジャーへの連絡、ケアマネジャーからの情報提供のしやすさ等の仕組化を構築したい。
(2)退院時共同指導料2は、必ずしも医師同席は必要でないこと、情報通信機器の活用も可能なことを念頭にいかに「算定のための場」を設けるかが重要。
【「 LEAP JOURNAL(リープ・ジャーナル)」について】
・GHCとメディカル・データ・ビジョン社(MDV)が共同開発したDPC分析ソフト「EVE」ユーザーへのサービスの一環として2008年に創刊した経営分析レポート
・「病院ダッシュボードΧ (カイ)」や「病院ダッシュボードΧZERO(ゼロ) 」、GHCコンサルティングサービスをご利用いただく病院は無料で購読できる経営分析レポート
・GHCの病院ベンチマーク参加病院数は国内最大。たとえばがん診療連携拠点病院では施設数、症例数共に6割を超え、より高い精度のベンチマーク分析が実現可能であり、まさに究極のベンチマーク
・病院経営の専門コンサルタントが執筆し、▼経営に大きな影響を及ぼすテーマを取り上げる「特集」▼経営課題の発見方法や課題の改善手順などを指南する「ワンポイントレッスン」—の2つのコンテンツで構成
・新規お申し込みは「新規お申込み 」より
「 LEAP JOURNAL(リープ・ジャーナル)」本体を読んでみたい」と思われた病院は、是非、GHCの病院経営支援ツール「病院ダッシュボードΧ (カイ)」または無料病院経営支援ツール「病院ダッシュボードΧZERO(ゼロ) 」をお申込みください。
太田 衛(おおた・まもる) | |
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Multi Disciplinary マネジャー。診療放射線技師。大阪大学大学院医学系研究科機能診断科学修士課程修了。大阪大学医学部発バイオベンチャー企業、クリニック事務長兼放射線・臨床検査部長を経て、GHC入社。多数の医療機関のコンサルティングを行うほか、「」の開発を統括する。マーケティング活動にも従事。新聞や雑誌の取材・執筆多数。 |
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