2023.01.19
全国病院経営管理学会が2月18日開催した「令和5年度2月研修会(開催案内はこちら)」で、グローバルコンサルティング・ジャパン(GHC)の冨吉則行(コンサルティング部門マネジャー)が講演したのでお知らせします。
講演テーマは「「医療の質と経営の質の両立は可能か?」~働き方改革を踏まえたうえでの取り組み~」。オンラインで開催しました。
長引く新型コロナウイルス感染症の影響と、2024年4月開始予定の「医師の働き方改革」などで、今後の病院経営のあり方は大きな変化が予想されます。「ニューノーマル」な環境の中、いかにして医療と経営の質の両立するか、GHCの豊富な事例を通じて解説しました。
会場からは「タスクシフトが目的化してしまっている」「ボトムアップの意見が出てこない」「DPC特定病院群を目指す判断基準は?」「急性期充実加算が取れていないDPC標準病院群をどう思うか」などの質問が寄せられました。
無料で始められる病院経営ツール「病院ダッシュボードχ(カイ) ZERO(ゼロ)」も紹介。ZEROは経営改善に必要なデータを瞬時に表示できる無料のクラウドサービスです。700病院超の経営を改善してきたコンサルタントが、必要不可欠な機能・サービスを厳選。看護必要度など病院の施設基準等の数値も自動で抽出できます(コンサルタントによる動画解説はこちら)。
約2時間30分の長丁場となった講演概要は以下の通りです。
1.アイスブレイクと会社紹介
・日本の病床数と国際比較など
・GHCとは
・自己紹介、コンサルタント紹介
・事業紹介(システム紹介、研究会紹介、Gem)
2.コロナの状況
2-1:日本ではどのような影響を受けたか?
・新型コロナウイルス感染症の現在までの発生者数はと重症者割合のピークなど
2-2:ある地域での病院の例
・病院での影響のまとめ
・疾患別の分析
2-3:コロナと病院経営
・オンライン診療の予定
・医療資源投入のベンチマーク比較の変化
・with/after コロナのニューノーマルへの打ち手
3.このような中でやらなければならないこと
3-1:収益アップ
・収益構造の整理
3-2:集患
・指標のモニタリング
・紹介分析の考え方
・外来と単価の考え方
3-3:単価アップ
・在院日数と手術
・係数対策
4.働き方改革を踏まえて
4-1:概観を捉える
・労働人口の変化
・スケジュール
4-2:医師の業務整理
・オーダー数
・QI
・パス分析
4-3:看護部門
・看護補助者
・タイムスタディ
・パスや看護記録
4-4:薬剤部師
・生産性とタイムスタディ
4-5:管理栄養士
・生産性とQI
4-6:入退院支援
・PFM
・後方連携
4-7:病院と人財育成
・組織図と会議
・人財育成プログラム事例
5.まとめ
・医療の質と経営改善を両立させる手法とは
・GHC事例集紹介
・目指すべき方向性
広報部 | |
事例やコラム、お役立ち資料などのウェブコンテンツのほか、チラシやパンフレットなどを作成。一般紙や専門誌への寄稿、プレスリリース配信、メディア対応、各種イベント運営などを担当する。 |
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