2019.05.30
グローバルヘルスコンサルティング・ジャパン(GHC)が提供する多機能型経営分析システム「病院ダッシュボードχ(カイ)」は5月30日、クリニカルパスを改善した場合の改善金額を試算する機能「パス改善ポテンシャル」を搭載しました。併せて、医療資源が適切に投入されているかを確認できる「対出来高増収率」も新たに搭載しています。
医療資源の最適化を確認する「対出来高増収率」も
「パス改善ポテンシャル」は、医療資源のコスト削減による改善金額を試算する機能。「基本機能(ベースパッケージ)」の「パス分析」の新機能として実装されました。改善ポテンシャル金額の総額だけではなく、「投薬」「注射」「処置」「検査」「画像」の医療行為ごとに改善金額を試算することができ、「診療科別」「疾患別」「DPCコード別」にドリルダウンしながらパス改善の優先順位の選定に役立ちます。また、コスト削減の目標設定やモニタリング、成果検証などとしても活用することができます。
改善金額の試算は、比較対象となる約800病院のうち、(1)コストを低く抑えている病院の上位25%(2)約800病院の中央値――の2つの基準で試算できます。出来高算定の症例を除く全DPCコードに対応。経年比較することもできます。
「対出来高増収率」は、出来高払い制度と比較して、包括支払いDPC制度でどれだけ増収できているかを確認する指標です。医療資源が過剰に投入されている場合やDPCコーディングが不適切の場合は、「対出来高増収率」が低くなるため、DPC制度対応の指標として用いることができます。
「対出来高増収率」は「基本機能」の「DPC俯瞰マップ」の新機能として、「自病院分析」「ベンチマーク分析」「重要指標詳細分析」の3つの分析機能を活用できます。「自病院分析」と「重要指標詳細分析」では、経年比較して改善活動の進捗を確認したり、「ベンチマーク分析」では、自病院の立ち位置を確認したりすることなどができます。
これにより、「病院ダッシュボードχ」の「基本機能」はさらなる進化を遂げました。直近で「逆紹介分析」をリリースした「地域連携分析」も集患対策に役立つ強力な経営支援ツールですので、この機会に併せてご確認ください(関連ニュース『集患対策の新機能「逆紹介分析」を搭載、係数分析にレーダーチャート【病院ダッシュボードχ】』)。
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