学会・学術研究
日本のがん医療を担う有志たちによる完全会員制の「CQI(Cancer Quality Initiative)研究会」。設立当初、6施設だった会員は現在、おかげさまで190施設まで拡大しました。(会員施設一覧)
各施設の診療内容やクリニカルパスを実名でベンチマーク分析し、経年比較や全国のがん専門医によるディスカッションを通じて、がん医療のさらなる質向上を目指します。
CQI研究会の「会合」は隔年開催となりますので、次回の第15回CQI研究会は2021年度夏を予定しております。
2020年度は、CQI研究会でご提供している「がん手術分析ツール」のデータを更新しご提供します(データ反映は8月末頃を予定)。
「がん手術分析ツール」は、DPCデータを用いて症例数や診療内容について他のがん診療連携拠点病院と“実名”でベンチマーク分析できるツールです。(参考画像を開く)
がん種別・術式別の症例数をはじめ、薬剤投与日数や銘柄、ドレーン日数などの術後処置経過を他病院と比較することによって、がん医療の標準化にお役立ていただけます。
さらに、リハや服薬指導・栄養指導などのチーム医療の取り組み状況についても分析できるため、経営的視点での活用も可能です。
<主な分析項目>
・症例数、術式割合、在院日数、術後日数
・プレメディ
・術日以降実施・投与日数(血液凝固阻止剤、抗生剤、硬膜外麻酔、輸液)
・術日以降ドレーン日数
・術日以降薬剤銘柄(血液凝固阻止剤、抗生剤、硬膜外麻酔、輸液)
・加算指導料(リハ実施率、薬剤管理指導料、肺血栓塞栓症予防管理料、栄養指導など)
<ご提出頂くデータ>
種類:DPCデータ(様式1, 入院EF統合ファイル)
期間:【様式1】2019年4月~2020年3月
【入院EF統合ファイル】2019年1月~2020年3月
がん診療連携拠点病院、地域がん診療病院など
※ご参加にあたり、事前に患者データ保護に関する契約書を締結したうえでのDPCデータの提出、
および研究会内に限定しての自病院名公開への同意が必要になります。
詳細については、申し込み完了後、別途担当者よりご連絡いたします。
本研究会への入会費および会員費は無料です。
また、「がん手術分析ツール」の利用についても無料でご利用いただけます。
~ 2020年8月7日(金)
CQI研究会 運営事務局(株式会社グローバルヘルスコンサルティング・ジャパン)
メール: cqi@ghc-j.com
水野 孝一(みずの・こういち) | |
コンサルティング部門アソシエイトマネジャー。診療放射線技師、医療経営士、施設基準管理士。大阪大学医学部保健学科放射線技術科学卒業。病院勤務を経てGHC入社。DPC分析、RIS分析、パス分析、病床戦略、地域連携などの分析を得意とし、国立大学病院や公的病院など複数の改善プロジェクトに従事。若手育成や「CQI研究会」の担当も務める。 |
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