適正な病床機能の運営（ベッドコントロール）

適正な病床機能の運営とは

病院大再編時代の今、病床稼働率は急性期病院の経営者を悩ます大きな課題の一つ。稼働を上げるために欠かせない重要な視点の一つが、適正な病床機能の運営（ベッドコントロール）です。

地域連携の強化で入院患者を増やしたり、病床機能分化で新規病床を作ったりしても、明確な転棟基準、客観的な運用評価がなければ、最適で効率的なベッドコントロールはできません。

最適で効率的なベッドコントロールは、患者の在院日数の短縮につながり、感染症発症リスクの低下や退院後の日常生活動作（ADL）向上など医療の質に直結します。数千万円の増収効果も見込めるなど、経営の最適化にも寄与します。

なぜ、適正な病床機能の運営にコンサルティングが必要なのか

最適で効率的なベッドコントロールを実績するためには、必要なデータ、ノウハウ、知識を関係者間で共有して定着させることが欠かせません。ベッドコントロールを担う組織や仕組みの見える化を推進することも、継続的な改善活動を行うための重要な要素です。

その上で、看護部門を中心にしたベッドコントロール室や関連する委員会が、適正な「病床管理指標（病院の状況に即した基準）」を制定し、病床管理指標をベースに病床利用順位を決定できるようになることが、本来あるべきベッドコントロールの姿です。

当社の適正な病床機能の運営コンサルティングの強み

データ分析に基づいた実行支援で、本来あるべきベッドコントロールの実現を支援します。データで現状を可視化するとともに、他病院比較で具体的な課題と対策を明確化。

これまでのコンサルティング実績に基づいたノウハウと知識で、最適な運用方法をご提案し、その実行も責任を持ってご支援させていただきます。

当社の適正な病床機能の運営コンサルティングの特徴

特徴 01

国内最大級のデータで現状を可視化

最適で効率的なベッドコントロールを目指すためには、データに基づいた現状の可視化が欠かせません。現状を可視化した上で、国内最大級のデータを用いたベンチマーク分析で他病院比較することで、あるべきベッドコントロールの姿形が見えてきます。

特徴 02

最適なご提案と実行に向けた
院内調整もご支援

病院経営の専門コンサルタントが、確かな実績と培われたノウハウに基づき、病床を最大限に活用するための「病床管理指標」をご提案します。病巣管理指標に基づいた業務フローが、院内に定着するための調整や支援もわたしたちならではの価値です。

特徴 03

ベッドコントロールに特化した
分析サービス

ベッドコントロールのコンサルティングノウハウを凝縮したデータ分析サービスを、「病院ダッシュボードχ」のオプション機能「病床機能管理」でご提供します。

※高度急性期の機能は2020年内にリリース予定

ダッシュボードについて詳しく見る

お取引実績

近江八幡市立総合医療センター

名寄市立総合病院

関東中央病院

適正な病床機能の運営までの流れと期間

1カ月間
程度

STEP.01▶ 現状調査

【病院】各種データ(※)を当社へ提出、経営幹部および現場関係者が当社ヒアリングに対応

※DPC データ・看護必要度データ・室料差額データなど

【当社】データ分析とヒアリングを通じて、ベッドコントロールの現状を把握し、課題を整理します
1～2時間の
勉強会を数回

STEP.01▶ 勉強会の開催

【病院】経営幹部および現場関係者の勉強会参加

【当社】限られた時間でベッドコントロールの知識・ノウハウを院内の関係者が吸収できるよう、ポイントを絞って専門コンサルタントが分かりやすく解説します
1～2回

STEP.01▶ ご提案

【病院】経営幹部および現場関係者の会議参加

【当社】データ分析とヒアリングの結果に基づき、最適なベッドコントロールを実施するための「病床管理指標」、そのための仕組みや人員体制をご提案します
1～2カ月

STEP.01▶ 導入準備（運用フロー作成・院内調整）

【病院】病床管理室の再編、現場関係者の会議参加および関連業務の実施

【当社】ご提案させていただく「病床管理指標」に基づき、院内調整をしながら運用体制を決定し、最適で実現可能な運用フローを構築します
状況に
応じて数回

STEP.01▶ 実行支援

【病院】現場関係者の会議参加および関連業務の実施

【当社】業務フローの定着状況を確認しながら課題を抽出。課題に応じて対策案をご提案し、その実行支援をします