GHCブログ

2013年03月08日

中央社会保険医療協議会 総会が開催されました

2月27日、中央社会保険医療協議会 総会(以下、中医協)が開催されました。 今回の中医協では、 「医療機器の保険適用について」 「平成24年度DPC評価分科会における特別調査について」 「平成26年度診療報酬改定に向けた医療技術の評価・再評価に係る評価方法等について」 「在宅自己注射について」 「最近の医療費の動向について」 「医療経済実態調査について」 「平成24年度診療報酬改定結果検証に係る調査(平成24年度調査)について」 が、それぞれ報告され、承認されました。 130227中医協 DPC関係では、2月20日に、DPC分科会で承認された「特別調査」が、「実施については、条件付きで承認」となりました。 これは、中医協総会に提出された「特別調査(案)」の資料内に「別添のコーディングマニュアル案を参照」という表記がありましたが、配布された資料の中には「コーディングマニュアル案」の添付がなく、一部の委員から「中医協のメンバーとして、コーディングマニュアル案のきちんとした確認作業は必要だ」との意見が出され、本案を確認する必要性が問われました。 事務局からは、「案はDPC分科会の研究班が作成作業しているものであり、現段階ではオーソライズされておらず確定したものではない」との説明がありましたが、出席委員からの「確認作業が必要」との要望により、マニュアル案は次回の中医協総会での議題にするのではなく、事務局が各委員に個別に確認をして、そのうえで、調査を実施するということになりました。 また、この日の総会では、各学会が提案する「平成26年度診療報酬改定に向けた医療技術の評価・再評価に係る評価方法等について」、医療技術評価分科会の吉田分科会長より報告がありました。 委員からは、「今まで門前払いだった『医学管理」』が入ることになることは歓迎だ」、「『医学管理』を入れることは承認するが、厳格な評価をしていくべきだ」との意見が出されました。『医学管理』については、原則として、医療技術としてアウトカムが改善する等の有効性をデータで示すことができるものに限ることが確認され、中医協として承認されました。 各学会からの提案のスケジュールは、本年3月上旬に各学会に提案書を配布。6月中~下旬に提案の提出締め切り、重複・薬事法承認などの確認。8~10月に専門的観点を踏まえ、評価案を作成。10月以降に医療技術評価分科会で検討し、評価結果を中央社会保険医療協議会総会に報告するという例年通りの流れで行われます。 次回の中医協総会は、3月中に開催予定です。詳細は、厚生労働省のホームページで確認することができます。 中央社会保険医療協議会 総会 (第238回)議事次第 http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002vj7r.html 下記にアクセスすると、 平成24年度第6回診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会 議事次第 「DPC/PDPSコーディングマニュアル」を閲覧・ダウンロードすることができます。 http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002puj1.html

(坂田)


広報部
広報部

事例やコラム、お役立ち資料などのウェブコンテンツのほか、チラシやパンフレットなどを作成。一般紙や専門誌への寄稿、プレスリリース配信、メディア対応、各種イベント運営などを担当する。