GHCブログ
2013年03月22日
(外務省正面の桜。ちょっとわかりにくいですが、つぼみがちらほら見えています)
今回の中医協は今年度内の最後の総会でした。 内容は、 「医療機器の保険適用について」 「先進医療会議の検討結果の報告について」 「被災地における特例措置について」 が、それぞれ報告され、承認されました。 「医療機器の保険適用について」保険医療材料専門組織の松本委員長より報告がありました。しかしながら、申請された一部の機材について、出席委員から「従来は、申請時、参考文献を添付して効用・効果についての提示がある。今回は添付資料がない。また、機材の費用対効果について(専門組織委員会で)検討すべき」ということで、「きわめて異例だが専門組織委員会で再検討して頂く」(森田朗会長)ということになり、この申請機材以外は中医協として承認されました。 また、総会では、「入院医療について」のフリートーキングが行われました。厚生労働省から議論の元となる資料が提示され、説明後、資料をもとに「資料の出し方」、「在院日数」、「医政局の検討会」、「口腔ケア」、「外来医療」、「今後の進め方」の点で各委員が意見を述べていました。 在院日数の議論では、「DPCの導入で在院日数が短くなったが、病床の回転数が上がり医療費が逆に増えたという面もある」、「同じ医療を受けるのに、地域によるバラツキがある。これを是正していくべきだ」といった意見が出されました。 前回の診療報酬改定から導入された「口腔ケア」については、「病院によっては歯科を持っていない病院もあり、地域の歯科医との連携がうまくいっていない。歯科・医科の双方からアプローチして欲しい」、「がんの治療の分野では「口腔ケア」はエビデンスがあるので、中医協として患者さんのために点数をつけていくべきだ」といった提起もありました。 森田会長は、「本日の議論を次回以降(新年度)も続けていく」とフリートーキングをまとめました。 更に、DPC関連では、前回の総会で「条件付きで実施」の形になっていた「特別調査」の実施に関して、「コーディングマニュアル案」の確認について、2月27日の中医協総会終了後に、中医協メンバーに郵送し、意見集約をしたところ、委員からの指摘は何もなかったので、原案通りの形で「特別調査」を実施するという報告がありました。 次回の中医協総会は、年度がかわった4月上旬頃に開催予定です。詳細は、厚生労働省のホームページに掲載される予定です。 中央社会保険医療協議会 総会 (第239回)議事次第 http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002wkap.html広報部 | |
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