2007年01月31日
岩手県立久慈病院
「My patients love me!」by 宗像先生 久慈病院で渡辺がプレゼンを行った1月31日、打ち上げということで宗像副院長、三浦副院長、渡辺とともに食事へ。ビールで始まり、焼酎を経て、ワインで終わったこの日の宴は、夜8時半過ぎから店が閉まる深夜12時過ぎまで続き、DPCについて真面目に話していたはずが、いつしか4人して笑い転げる状況に…。本来は「ありのままを」お伝えしたいところですが、何かと支障がありますので、公表可能な部分を厳選して、お届けします…。
一同 乾杯! お疲れ様でした。
三浦先生 今日は、グサグサくる部分がたくさんありました。「久慈病院が(他院と比べて)どうだ?」というデータを初めて見て、しかも診療科ごと、DPCごと、医師ごとに見られるでしょう。こんなの出しちゃっていいの~!? 自分も含めて皆、良い意味でショックだったと思います。
宗像先生 DPC準備病院に手挙げしたのは、阿部院長の英断なんですよ。昨年4月に院長に就任して、「やるぞ!」と。その時、僕ら2人は「まだ早い」と反対したんですよね。
三浦先生 データを分析して、他院と比較できることは、猛烈に魅力的。ただ、事務量を考えると、今は無理だろうと。
渡辺 なぜ、DPCの担当者として、三浦先生に白羽の矢が立ったのですか?
三浦先生 阿部先生から「やってくれ」と言われて…。「DPCに移行するなら、その前に電子カルテを入れましょう」と言ったのですが、「それは無理だ」とあっさり断られました(笑)。しかも、データ作成に積極的でない先生もいて、結構大変だったんです。
宗像先生 ちゃんと入力してくれない診療科もあったので、足りない部分は三浦が全部入力していたんですよ。
渡辺 でも、今日のプレゼンでは先生方、非常に反応が良かったですよ。
三浦先生 医者ってね、点数とかランキングとかを出されると、勝手にスイッチが入るんですよ(カチッ!)。ただ、院内のメンバーだけでがんばっても、難しいですね。DRGや外来包括化の可能性について、僕が言っても職員の耳に入らなかったけれど、渡辺さんが言ってくれたことで、おそらく意識したと思いますよ。外圧を使わなければダメですね。
宗像先生 今日は「黒船が来た!」くらいのインパクトだったと思います(笑)
~ 皆のビールがなくなったころ、宗像先生がテーブルの上に持参の焼酎を… ~三浦先生 宗像先生は、患者さんによく「辞める」って言うんですよ。
渡辺 え? 先生、辞めるんですか?
宗像先生 いや、「いつまでも俺がいると思っちゃダメ」と、諭しているんです(笑) あまりに「my patients like me」だから!
渡辺 「”love” you」でしょう!
宗像先生 そうそう。My patients love me!
一同 (爆笑)
渡辺 ところで、岩手県医師会での私の講演を宗像先生が聞いてくださったのが、最初の出会いなんですよね?
宗像先生 そうそう。衝撃を受けて、「この人しかいない!」と思ったの。それで、改めて三浦にもGHCのDPCセミナーに行ってもらった。で、僕が口説いたわけですよ。でも、渡辺さんは会うたびにきれいになりますね(笑)
渡辺 (笑)。私の紹介のときに先生が「僕が口説きました」って言ったら、みなさん、「あぁ、またか」みたいな感じで爆笑していましたよね。
三浦先生 宗像先生のこういうの、みんな慣れていますから(笑)
宗像先生 ちなみに、クリニカルパス委員会の委員長も務めていますが、セクハラ委員会の委員長もやっているんですよ!
渡辺 え~っ!?
三浦先生 ちなみに、僕はDPCの担当をやっていますが、回復期リハの専従医なんですよ。
渡辺 え!
~ 焼酎を空け、続いて渡辺の要望で白ワインに突入。ワインを片手に今後の夢について… ~宗像先生 岩手県は県立病院が中心ですが、県立中央病院以外で、DPCに参戦しているのはウチだけ。僕らがモデルケースになるわけだから、どんな犠牲を払っても成功するしかないんです。フラグシップになろうと話しているんですよ。
三浦先生 「全国ではなく、世界を見て…」って、よく話しているんです。
宗像先生 なんせ、近隣の中核病院といっても、北・南・西は50km~100km離れているうえ、東はすぐアメリカだから!
渡辺 (笑)
宗像先生 みんなが見学にくるような病院にしたいね。
渡辺 かっこいぃ~!!
広報部 |
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事例やコラム、お役立ち資料などのウェブコンテンツのほか、チラシやパンフレットなどを作成。一般紙や専門誌への寄稿、プレスリリース配信、メディア対応、各種イベント運営などを担当する。
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