GHCブログ

2007年11月09日

病院広報の広がりを感じた一日

 ちょっとイベント続きですが、福岡で開かれた「HISフォーラム2007 in福岡」に参加してきました。NPO日本HIS研究センターが主催する病院広報にまつわるフォーラムです。2日間に渡って行われ、2日目には市民公開講座、病院見学会があったのですが、私が参加したのは1日目。第11回病院広報事例発表会とBHI賞入選作品展示会、BHI賞&企画大賞表彰式・交流会が行われました。  事例発表会では、10病院+コンサルタントさんから、それぞれの病院での広報活動について報告がありました。「広報」と一言で言っても本当にいろいろな視点がありますね。たとえば大賞を受賞した医療法人和楽仁芳珠記念病院情報管理・企画部の鈴木慈さんの発表は、「MOT改革と四画面思考を活用した広報活動」。四画面思考とは、「ありたい姿」「現状の姿」「なりたい姿」「実践する姿」をできるだけ具体的に言葉にし、ありたい姿を実現する思考法です。広報活動にしても、職員の目標管理にしてもこの思考を導入し、改革を進めているとのこと。芳珠記念病院の「MOT改革」は、医療機関で初として有名で、1つのブランドになっています。

 新日鐵八幡記念病院の秋吉裕美さんは「理念に基づく環境活動と広報効果」について発表。省エネ委員会を設置し、CO2の20%削減を達成! さらに環境活動を広報することで、他病院や企業が見学にきたり、取材を受けたり、北九州市のPRにも一役買ったりと、広がっていったとのこと。

 また、特別賞を受賞した大分岡病院の新人広報マン・小野崎佳彦さんは、広報誌「おかのかお」創刊までの軌跡を笑いあり、感動ありでプレゼン。このほかにも看護師確保対策に交えた広報話や地域活動など、病院広報の広がりと重要性の高まりを感じる話が盛りだくさんでした。

 広報誌とホームページ等のコンテストBHI賞の受賞作品の展示会では、その内容の充実度、完成度の高さにびっくり。広報という部分に、コストと人材をかけている病院が増えているなと改めて感じた一日でした。



広報部
広報部

事例やコラム、お役立ち資料などのウェブコンテンツのほか、チラシやパンフレットなどを作成。一般紙や専門誌への寄稿、プレスリリース配信、メディア対応、各種イベント運営などを担当する。