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2013年05月22日

本日、DPC評価分科会が開催されました

22日、診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会(以下DPC評価分科会)が厚生労働省にて開催されました。 今回のDPC評価分科会では、 機能評価係数IIのあり方について DPC導入の影響評価にかかる調査について(案) が議題となりました。 機能評価係数IIのあり方についてでは、「平成 24 年度改定における機能評価係数Ⅱの見直しの概要」と「平成 26 年度改定における対応について」について事務局(厚生労働省)より説明がありました。 平成 26 年度改定に向けた機能評価係数Ⅱに係る基本的な考え方については、平成24年度改定の考え方を維持することが示されました。そのうえで、次回改定での機能評価係数Ⅱの見直しについては、「現行6項目に関する見直し」、「7項目として新規に追加導入を検討する項目」、「医療機関群との関係」、「指数から係数への変換方法について」、「各係数への報酬配分(重み付け)のあり方」の5点に整理して検討を進めていくことが提案されました。 「現行6項目に関する見直し」の協議では、「データ提出指数」について、「入院データと外来データの両方があるということは、そこから連携が見られるのでいい。問題なのは、事務方の作業量が多くなるということであり、そこは評価していくべきだ」、「レセプトデータは、公式な記録なので、きちんと記載すべきことも検討していくべきだ」といった意見が出されました。 「地域医療指数」については、精神疾患や在宅医療について地域医療指数で評価する点、医師派遣機能を地域医療指数の中で評価する点が議論され、「在宅を進めるうえで評価はあった方がいいが、現状では評価指数はないのではないか」、「在宅医療支援ということならば、5疾病5事業は、DPC病院だけでなく、他の病院も評価されるべきではないか」といった意見が出されました。 130522DPC 7項目として新規に追加導入を検討する項目として、「病院指標」の作成と公開については、昨年12月に提案された7項目(「年齢階級別退院患者数」、「診療科別症例数トップ3」、「初発の5大癌の UICC 病期分類別ならびに再発患者数」、「成人市中肺炎の重症度別患者数等」、「脳梗塞の ICD10 別患者数」、「診療科別主要手術の術前、術後日数 症例数トップ3」、「その他(DIC、敗血症等の発生率)」)の案について議論されました。 委員からは、「国民の意識と知識を高めるためにも、データは欲しい」といった推進論も出た一方で、「病院の行う評価と、一般の人々のそれらの評価に対する受け止め方には、相違があるのではないか」、「一般の人々に指標の数字が誤解されないよう説明をきちんとしていくべき」といった慎重論も出され、「実行の可能性や効果等について検証するために特別調査を実施して、そのうえで検討したい」と議論を締めくくった小山信彌・評価分科会長(東邦大学医学部特任教授)の意見が了承されました。 また、「DPC導入の影響評価にかかる調査について」に関しては、昨年度実施した調査のまとめかた(「平成24年度退院患者調査」についてはワーキングチームを組織して集計を進める。「平成24年度特別調査」は松田晋哉委員が取りまとめ中であり、集計が完了し次第、DPC分科会に報告する。)、今年度実施する調査(「退院患者調査」、「特別調査」)についての案も事務局から提示され、承認されました。 次回のDPC評価分科会の開催詳細は未定です。詳細は、厚生労働省のホームページに掲載される予定です。 平成25年度第3回診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会議事次第 http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000032guk.html

広報部
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事例やコラム、お役立ち資料などのウェブコンテンツのほか、チラシやパンフレットなどを作成。一般紙や専門誌への寄稿、プレスリリース配信、メディア対応、各種イベント運営などを担当する。