2008年03月18日
アメリカの医療を取り巻くリーダー400人が集まるシンポジウム
メイヨークリニックシンポジウム vol.1
シンポジウム会場:Lansdowne Resort, Leesburg, Virginia先週1週間、GHC代表・渡辺はアメリカに出張していました。というのは、3月9日(日)から11日(火)に渡って、「
Mayo clinic 2008 Health Policy Symposium」が開催されていたのです。これは、アメリカの医療を取り巻く多彩なリーダーが一同に介し、医療政策について真剣に討議する場。参加者は400人以上で、メイヨークリニックの医師や管理者をはじめ、医師グループ、アメリカ医師会、経済学者(競争戦略論の提唱者として著名な、ハーバードのマイケル・ポーターも参加)、医学会、公衆衛生機関、患者を代表とする非営利団体、医療保険会社、企業の健康保険組合、メディア、コンサルティング会社など、多岐に渡ります。
シンポジウムは、各界リーダーのパネルディスカッションのほか、参加者を複数のグループに分け、アメリカの医療政策をどうすべきか自由に意見を述べ合い、ITを駆使したvoting systemを採用して合意をとりつけるなど、アメリカらしいインタラクティブな内容です。
バージニア大学のElizabeth Olmsted Teisbergは、同シンポジウムの意義について、「オピニオンリーダーが集まり、ともに考えることは、きわめて重要なこと。個々人の話を聞き、なぜそのような考えに至ったのかという熱い思いを理解すれば、互いの思考を理解し、コンセンサスを見出すことができる」と指摘しています。
また、パネルディスカッションの参加者の一人、Donald Berwick医師は、「メイヨークリニックは世界中で最も優れた医療機関の1つである。それだけではなく、人々が信念と誠意を持って行動を行うために、ともに熟考する場を提供しているということも、メイヨークリニックが賞賛される理由である」と述べています。
この盛大かつ、格調高いシンポジウムに、メイヨークリニック経営管理部門最高責任者のロバート・スモルト氏から招待を受け、渡辺が参加してきました。これから数回にわたって、シンポジウムの内容をお届けします!
*写真は、Denis Cortese, M.D. President and CEO, Mayo Clinic(左)と、Robert Smoldt Executive Director, Mayo Clinic Health Policy Center – co-host(右)です。
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広報部 |
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事例やコラム、お役立ち資料などのウェブコンテンツのほか、チラシやパンフレットなどを作成。一般紙や専門誌への寄稿、プレスリリース配信、メディア対応、各種イベント運営などを担当する。
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