2008年03月26日
本邦初のDPC改定セミナー、盛況につき終了!
新社会システム総合研究所の主催で、「DPC特化型改定セミナー」を開催しました。4月の診療報酬改定に向けて、さまざまなところでセミナーが開かれていますが、「DPC」に特化したものはこれだけではないでしょうか?
トップバッターとして開会のあいさつを行うのは、GHC会長のアキよしかわ。今日はなんとホワイトのネクタイを着用して、きりりと登場です。本人曰く、「18年振りにネクタイを締めた」とのこと。
続いて、「われわれは“師匠”と呼んでいます」という、よしかわによる紹介で登壇したのは、メディカル・マネジメント・オフィス代表の工藤高氏。今年に入って40本近くの講演をこなしているという師匠の講演内容は、DPC関連だけではなく、今回の診療報酬改定の全貌についての説明です。主要な改定項目について、点数の説明だけではなく、どう変わったのか、なぜ変わったのかという豆知識も含まれていて、非常にわかりやすいものでした。
次の渡辺は「DPC改定のハイライトとDPCデータを利用した戦略的病院経営」というテーマで、DPC改定のポイントとシミュレーションをふまえたうえで、「どんな疾病マネジメントが必要になるのか?」「急性期病院はどのように変わっていくべきなのか?」について具体的な事例を交えて説明しました。
休憩を挟んだ後半は、済生会吹田病院の医事課企画担当マネージャー松木大作氏と札幌社会保険総合病院の秦温信院長の登場です。松木氏の話は、DPC準備病院になったとき、対象病院になったとき、そしてさらなる改善に向けてどのような取り組みを行ってきたのかという、非常に具体的な話でした。
一方、秦先生の話は、社会保険病院全体の改革についてです。定点観測システムを用いてどのような指標を見てきたのか、DPCや医療サービスの評価などを目的に行ってきた全社連共同研究についてなどをご説明。
今回は「DPC改定に特化」ということで、これまでのセミナーとは、若干、異なる内容でした。改定のポイント、シミュレーション、病院、病院団体で行っている具体的な取り組み…と濃い内容がお届けできたと思います。
さて、セミナー後には夕食会を開催。今回講演を行ってくださったお3方はじめ、日ごろからお世話になっている方々をお招きしての懇談会です。お酒も入って和気藹々と話しつつも、話の内容はやはり日本の医療について。皆さん、根っからの医療人です。
ご参加くださった皆さま、どうもありがとうございました。
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広報部 |
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