GHCブログ

2008年05月01日

人事は、fairで、reasonableで、simpleに

ほんとに月日が経つのは早い! もう5月です。なかには、11連休を満喫中という方もいらっしゃるのでしょうか。GHCは暦通りの休みです。今日は月に1度のミーティングのため、朝出社でした。駅のホームで電車を待っていると、心なしか、スーツ姿が少ないような。

今日はいつものプロジェクト報告と社内勉強会のほか、ゲストを招いてのレクチャーがありました。いらっしゃったのは、河北総合病院の篠塚功事務部長。河北総合病院といえば、都内の民間病院として初めて地域医療支援病院の指定を取得するなど、アクティブな取り組みで有名です。 篠塚事務部長は、新卒で同院に入職し、20年以上にもわたって同院を影で支えてきた方です(途中、河北理事長が理事を務める日本医療機能評価機構の事業部長を務めていた時期も)。ちなみに、GHCの工藤お師匠(メディカル・マネジメント・オフィス代表)とは同期だったそうです。新卒で河北総合病院に入職されたお二人は、当時、新人ながらに勉強会を企画したりと、切磋琢磨しあった仲間とのことです。



さて今回は、病院の人事についてレクチャーしていただきました。 人事制度を考えるにあたって、篠塚事務部長が基本としていることは、①fair:公正である、②reasonable:納得できる、③simple:単純である――という3つ。いずれも、ごく当たり前のことです。でも、当たり前に思えることこそ、難しいものですよね。篠塚事務部長は、評価者や組織図の問題を指摘します。 「この人の評価であれば納得できるという人材(上司、評価者)がいるか?」 「病院は組織図を作りにくい組織。あったとしても、指示しやすい人に指示をするなど、組織図通りに動かないことが多い」   ところで、皆さんは自院の理念をすぐに言えますか? ちなみに、GHCのミッションは、「医療における質と経営の向上に向け、全知を傾け医療の発展に寄与する」です。企業にしろ、病院にしろ、ほとんどの組織が理念を掲げています。でも、実際に現場にまで理念が浸透している組織は少ないのではないでしょうか。「職員の心に響いているかどうかが大切です」と篠塚事務部長は言います。だからこそ、「イメージしやすいもの、わかりやすいものが良いんです」。

このほか、給与体系のあり方や目標管理などについても話してくださいました。



人事といえば、GHCでも先日、採用を行ったばかりで、「公正で、誰もが納得できる」というのは難しいものだなと感じていたところです。人によって評価が違うということもやはりあります。 でも、そんななかで、GHCに参加することになった新メンバーたちは、それぞれユニークな色を持った、素敵な仲間たちです! おいおいホームページ上でもご紹介させていただきます!


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広報部
広報部

事例やコラム、お役立ち資料などのウェブコンテンツのほか、チラシやパンフレットなどを作成。一般紙や専門誌への寄稿、プレスリリース配信、メディア対応、各種イベント運営などを担当する。