2009年03月30日
「大阪発!DPC導入直前セミナー」で済生会吹田病院は超満員に!
3月27日(金)、メディカル・データ・ビジョン(MDV)社主催の「大阪発!DPC導入直前セミナー」が大阪府済生会吹田病院で開催。国際医療福祉大学の高橋泰教授とともに、GHC社長の渡辺も講演をさせていただきました。
この日は、EVEユーザー以外の病院さんも含め、280人が参加。皆さん、メモを取りながら真剣に話を聞いていました。ちなみに、会場の吹田病院東館センターホールにこんなにも多くの人が集まったのは初だとか。
吹田医療福祉センター総長の安野洋一氏、『えむでぶ倶楽部』会長の吹田病院副院長・藤戸章氏、そしてMDVの岩崎博之社長の挨拶で始まり、前半はセミナー、後半は事例発表という内容でした。
セミナーではまず、国際医療福祉大学の高橋教授が「調整係数廃止の影響と今後の方向性」と題して講演。現状について、調整係数の高い病院には不適切な病院もあること、調整係数には①救急に力を入れている病院の収入を確保できる、②全体的に点数が下がってきていることを補っているという2つのいい面があることを指摘しました。
そのうえで、これまでのDPCでは調整係数の存在によって「データを提出すれば点数をもらえる」という仕組みだったものの、これからのDPCでは「新たな機能評価係数次第で、機能の低い病院にとってはマイナスになる可能性もでてきた」と強調。
そして続いて登壇したGHC渡辺の講演は、「調整係数に代わる係数を、データで見る」。現在、DPC評価分科会での議論が終盤に差し掛かっている新たな機能評価係数について説明するとともに、各項目のベンチマーク結果を紹介しました。直前の3月23日に開かれたDPC評価分科会の情報も盛り込み、最新の動向と、実データの基づいた詳細な分析結果をお伝えさせていただきました。
そして後半の事例発表ではPL病院経営企画室長兼医事課長の宮平政一氏、済生会吹田病院の経営企画担当マネジャーの松木大作氏、新日鐵八幡記念病院経営企画部企画経営課の秋吉裕美氏、MDVサポートデスクリーダーの若狭聡子氏の4名から報告が行われました。
[:ダイヤ:]
PL病院・宮平氏からは、EVEを使って自院のデータを分析した結果、そしてEVE-ASPによるベンチマーク分析結果を報告。
吹田病院・松木氏は、EVEは経営の質・診療の質・データの質という3点を高めるツールであると述べ、EVE分析の応用編ともいえる、EFファイルをはじめとしたDPCデータの活かし方について説明されました。DPCデータの質を向上させるためのツールを自ら開発されている松木さんからは、EVEユーザーに無料で配布するとの頼もしいお言葉もありました!
八幡記念病院の秋吉氏は、院内で立ち上げた「DPC研究会」の取り組みについて紹介。医師と直接話しをする場を設けることで、どんな情報を必要としているのかがわかり、課題の抽出、分析の方向性の決定に役立っていると述べました。
最後のMDV若狭氏からは、サポートデスクとしてユーザー病院から多くの質問を受けるなかでよくある問題を紹介し、EVEのどの機能を用いて、どんな分析を行えばよいのかという、具体的な解決方法を紹介しました。
最後の写真は、セミナー後の懇親会です。こちらも大盛り上がり。
広報部 |
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事例やコラム、お役立ち資料などのウェブコンテンツのほか、チラシやパンフレットなどを作成。一般紙や専門誌への寄稿、プレスリリース配信、メディア対応、各種イベント運営などを担当する。
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