2009年08月11日
頼れる病院 消える病院――「週刊ダイヤモンド」
本日発売の「週
刊ダイヤモンド 8月15/22日号」(ダイヤモンド社)で、医療特集が組まれています。
●特集「頼れる病院 消える病院」
この特集内のコーナー「医療の話題」の1つ「女性医師が増えると医師は減る? ジョブシェア導入に活路」という記事で、GHC渡辺、よしかわのコメントが掲載されています。
女性医師が占める割合が増えつつある昨今、出産や育児といったイベントで離職、あるいは非常勤に移行する人が増え、医師不足に拍車をかけているのでは…といわれることがあります。確かに、診療科の選択など男女で違いはあるでしょうし、医療界に限らず、出産・育児を機に女性が一旦、職場を離れるということは仕方のない話です。そうであれば、出産・育児を経験しながらも働き続けられる環境を整えることが必要なのでは…。
GHCからは、欧米諸国の状況として、ジョブシェアリングを導入しているメイヨー・クリニックの話や女性を支える社会インフラの話をさせていただきました。
興味のある方はぜひ! P104~105です。
半年に一回くらいのペースで医療特集を組んでいる(気がする)ダイヤモンドですが、今回の目玉は①「自治体病院・給与ランキング」、②「都道府県別 頼れる病院ランキング」、③「全国版 民間病院・ベストランキング」という3つのランキング。
米国では以前からこういったランキングものが盛んで、注目を浴びています。日本の医療界でも同様の傾向が出てきているのは、医療機関を選ぶための情報を国民が求めていることの表れではないでしょうか。
さて、ランキング結果もさることながら、気になるのは「どんな指標を使っているのか?」という点ですよね。
①の給与ランキングは職種別(医師、事務職員、看護師、准看護師)の平均年収なので、わかりやすいとして、気になるのは「都道府県別 頼れる病院ランキング」「全国版 民間病院・ベストランキング」です。
見てみると、次のような指標でした。
「都道府県別 頼れる病院ランキング」
☆医療の機能
①週4日以上外来を受け付ける診療科目数
②医師数(常勤換算)/一般病床数
③専門医数(常勤換算、延べ人数)/一般病床数
④看護師の配置基準
⑤保有する施設・設備→ICU、NICU、CCU、無菌治療室
☆経営状態
⑥一般病床利用率
⑦平均在院日数
⑧人件費率
⑨経常収支比率
「全国版 民間病院・ベストランキング」
①医師数(常勤換算)/一般病床数
②専門医数(常勤換算、延べ人数)/一般病少数
③看護師の配置基準
④保有する施設・設備→ICU、NICU、CCU、無菌治療室
⑤全身麻酔下での手術件数/一般病床数
⑥救急車搬送件数/一般病床数
⑦患者紹介率
⑧初診患者数/外来患者数
⑨一般病床利用率
⑩平均在院日数
病院の機能を測る評価指標というのは、何まで見たら網羅できるのか、公平性が保てるのか、難しいですよね。ただ、都道府県別のランキングは、一般の方にとってはかなりインパクトが大きいはずです。
●週刊ダイヤモンド 8月15・22日号
●発行:ダイヤモンド社
●定価:740円(税込み)
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広報部 |
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