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2009年10月11日

都道府県別のがん死亡率

日本医療政策機構がん政策情報センターが、がんの格差についてホームページ上で情報公開しているのをご存知ですか? 先日は、47都道府県のがん死亡率に関する情報が更新されていました。

これは、「人口10万人当たり、75歳未満、年齢調整済」のがん死亡率を都道府県別に5段階で評価したもの。日本地図上で色分けされているので、視覚的に把握できるようになっています。

青森や佐賀はなぜ高いのか、逆に長野、岡山、大分はなぜ低いのか、という説明まで書かれているわけではなく、図を見るだけではその背景までは読み取れませんが、「都道府県で違うんだな」とぱっと見てわかることが興味深いですよね。

サイト内では、都道府県別のがん死亡率のほか、市町村別の標準化死亡率、都道府県別のがん死亡改善率、部位別死亡率、喫煙率、そしてがんの医療資源などの情報も、同様に視覚的にわかる形で掲載されています。

がんの医療資源に関しては、がん治療認定医、がん薬物療法専門医、放射線治療認定医、乳腺専門医などの各専門医の人口当たり医師数のほか、緩和ケアの認定看護師、がん化学療法看護の認定看護師、がん性疼痛看護の認定看護師などの各認定看護師数に関するグラフがアップされています。地域性が垣間見られたり、医師と看護師で傾向が違ったりと、おもしろいです。

気になった方は、チェックしてみてください。


◎がん政策情報センター 日本医療政策機構 http://ganseisaku.net/ がん政策情報センター

広報部
広報部

事例やコラム、お役立ち資料などのウェブコンテンツのほか、チラシやパンフレットなどを作成。一般紙や専門誌への寄稿、プレスリリース配信、メディア対応、各種イベント運営などを担当する。