2009年11月26日
DPCは病院機能を明確化するチャンス――全日本病院学会ランチョン
11月21日(土)、22日(日)の2日間にわたって、全日本病院学会が開かれました。
場所は、薩摩こと鹿児島です!
さて、GHCでは初日の土曜日にランチョンセミナーを行いました。座長は、GHC代表の渡辺、そして講演は
済生会福岡総合病院院長の岡留健一郎先生です。福岡済生会ではGHCの姐御こと塚越が経営改善のお手伝いをさせていただいています。
岡留先生は講演の冒頭、「DPCは病院の機能を明確化するチャンスである」と強調し、DPC導入を機に行った取り組みについて紹介してくださいました。
一つは、在院日数の短縮や投薬や注射項目の現象などの診療の標準化が進んだこと。
二つ目は、手術室の稼動改善。以前は68%だった手術室稼働率が80%程度にまで上がったこと。
そしてもう一つが、救急医療の改善です。2007年から2008年にかけて救急車搬送件数が減っており、その原因を探るべく、救急隊に対するアンケート調査を行ったところ、①ホットラインによる医師の対応、②救急隊員に対する医師の対応――が悪いことがわかったそうです。またアンケートの回答の中には、特定の医師について名指しで苦情を訴えているものもあったとのこと。このうち、特に名前が挙がっていた医師3名には辞めてもらったそうです。この医師不足の時代に、偉大な英断です。
岡留先生は、講演の最後に、「意志のあり方が病院のあり方を変える」と指摘。医師のモチベーションを上げる工夫が重要であることを訴えました。
ランチョンセミナーのチケットはすぐに配布終了となり、会場は立ち見が出るほどの盛況ぶりでした。このような素晴らしい病院でお手伝いをさせていただいている塚越は幸せ者です。
広報部 |
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事例やコラム、お役立ち資料などのウェブコンテンツのほか、チラシやパンフレットなどを作成。一般紙や専門誌への寄稿、プレスリリース配信、メディア対応、各種イベント運営などを担当する。
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