2010年03月06日
愛知県立公立病院会リハビリテーション代表者会議でGHC近藤が発表
3月5日(金)、愛知県立公立病院会リハビリテーション代表者会議が、豊橋市民病院で開催され、グローバルヘルスコンサルティング・ジャパン(GHC)のコンサルタント近藤がプレゼンをさせていただきました。
近藤自身、実は、GHC入社以前は、作業療法士として都内の病院に勤務していました(しかも愛知県出身)。プレゼンでは、臨床現場での経験も交えつつ、今回の診療報酬改定で新設されるがん患者のリハビリテーションをはじめ、リハビリテーション関連のベンチマーク分析事例を紹介させていただきました。
たとえば、肺がんなどのケースで行われる、術後の呼吸器リハビリテーション。がん診療連携拠点病院を対象に、専門病院(がんセンターなど)と公立病院、公的病院、民間病院に分けて比較したところ、実施状況は病院間でさまざまで、症例数の多い病院でも、ほとんど実施していないところも見られました。
22年度診療報酬改定においてリハビリテーションは追い風になっている項目の一つ。今後の各施設での強化が望まれます。
このほか、GHCが毎月発行している「DPCマンスリーレポート」で行った、リハビリテーションに関連する人員配置に関するアンケート調査の結果も紹介。同程度の病床規模であっても、100人近くのリハビリスタッフを配置している病院もあれば、10人未満の病院もあり、病院間で大きな開きがありました。
マンパワーに関しては、スタッフ数のほか、スタッフ一人一日当たりのリハビリテーション実施単位数や残業時間、土日祝日のリハビリテーション実施状況などのベンチマーク分析結果もご紹介しました。
プレゼン終了後の質疑応答では、「病院間のリハビリテーションの充実度に関するアンケート調査を行うにあたって、必要な項目は?」「カルテ記載をチェック方式で行う場合に想定される項目は?」といった実務に即した質問をいただきました。
この日は、愛知県内の自治体病院約20施設から、リハビリテーション部門の代表者が集まり、情報交換をされていました。
今回は貴重な機会をいただき、ありがとうございました。
広報部 |
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