2010年05月27日
手術ありの入院単価、施設によって3倍の差
「DPCマンスリーレポート」2010年5月号の配信をスタートしました。
今回は特集2本立てで、第1特集が前回に引き続き「手術室アンケートからの分析 vol.2」、第2特集が「要注意分析コード」です。
ここでは、「手術室アンケートからの分析 vol.2」の内容を一部ご紹介します。
これは、昨年12月にGHCが独自に行ったアンケート調査の結果を分析したもの。Vol.2の今回は、手術件数や収入へ与えるインパクトについて分析を行っています。
手術は、急性期病院にとって非常に重要な機能であると同時に、収入に対するインパクトが大きい部分でもあります。今回の分析では、手術実施率においては施設間で大きな差が見られなかったものの、手術症例がもたらす収入インパクトに関しては施設によって顕著な差が見られました。
まず、入院症例のうち、何らかの手術を行った症例の割合を示した手術実施率は、全体の平均が45.0%で、施設の規模にかかわらず、ほとんどの病院が40~50%に集まっていました。
一方、手術あり症例と手術なし症例で入院単価の平均を調べたところ、まず全体の平均は、前者が1,037,000円、後者が545,000円と、かなりの乖離がありました。
また、病院間で比較すると、手術なし症例の入院単価に比べて、手術あり症例の入院単価では、施設によって差が大きく、2,000,000円を超える病院から、600,000円前後の病院までさまざまでした。
さらに本特集では、単価の高い病院にはどのような特徴があるのか、分析結果を紹介しています。この続きは、ぜひ本誌をご覧ください。
5月号のコンテンツは下記の通りです
■工藤高氏の連載「多職種協働に関する医政局長通知」
■真野俊樹氏の連載「メディカルツーリズム」
■特集「手術室アンケートからの分析 vol.2」
■「要注意分析コード」
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■発行 :月刊(毎月25日発行)
■創刊 :2007年1月
■販売価格:半年30,000円(6部・税別) 年間50,000円(12部・税別)
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