2010年10月20日
日本の一人当たり医療費はOECD20位――厚労省
厚生労働省は18日(月)、「医療保障制度に関する国際関係資料について」を公表しました。
これは、「OECD HEALTH DATA」(2010、2009)を基に、OECD加盟国などの医療状況をまとめたもの。比較項目は、次の4つです。
・OECD加盟国の医療費の状況(2008年)
・G7諸国における総医療費(対GDP比)と高齢化率の状況(2007年(平成19年))
・医療分野についての国際比較(2007年)
・主要国の医療保険制度概要「OECD加盟国の医療費の状況」を見ると、GDPに占める総医療費の割合は、アメリカがダントツで高く16.0%。2位のフランス(11.2%)とは大きな差があります。一方、日本はというと8.1%で、OECD加盟31ヵ国中22位です。
また、一人当たりの医療費も、最も高いのがアメリカで7,538ドル。2位はノルウェーで5,003ドル、3位はスイスで4,627ドル、日本は2,729ドルで20位でした。
図左:総医療費の対GDP比(%)の比較/図右:一人当たり医療費(ドル)の比較
出典:いずれも「OECD HEALTH DATA 2010」(厚生労働省「医療保障制度に関する国際関係資料について」より)
このほか、人口当たりの病床数が多く、人口当たりの医師数は少ない。平均在院日数は突出して長く、一人当たりの外来診察回数は多い、といった日本の医療の特徴は、皆さん、ご存知の通りです。
また、「主要国の医療保険制度概要」では、日本、ドイツ、フランス、スウェーデン、イギリス、アメリカの6カ国の医療保険制度の特徴をまとめられています。
詳細は、下記をご参照ください。
◎厚生労働省:医療保険制度に関する国際関係資料について
http://www.mhlw.go.jp/bunya/iryouhoken/iryouhoken11/index.html—–
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