2011年01月01日
新年明けましておめでとうございます
新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2011年3月でグローバルヘルスコンサルティング・ジャパンは、創立から丸7年になります。数年前には10数人だったメンバーも、現在では30人になりました。
今、医療界を取り巻く環境は決して易しいものではありませんが、厳しい環境の中で、地域の医療、地域住民の健康と命を守るべく、崇高なビジョンを持って病院の舵取りをされているリーダーの方々がいらっしゃいます。GHCジャパンは、そうした素晴らしいリーダーの方々から、強く温かいご支援をいただき、一歩一歩成長してまいりました。
本当に感謝の気持ちで一杯です。
昨年は、9月に「病院らしんばん」(
http://www.byouin-rashinban.com/)という患者さんのための病院検索サイトを立ち上げました。これは、DPCデータなどの診療情報を、病院のために活用するのはもちろんのこと、患者さんのためにも活用できないか、と考え開発したものです。
同じく9月には、お世話になっている方々への感謝の気持ちを表す会として感謝祭を開催し、メイヨー・クリニック 名誉最高経営管理責任者のロバート・スモルト氏と、人とホスピタリティ研究所所長で元ザ・リッツ・カールトンホテル日本支社長の高野登氏という素晴らしいリーダーが講演を行ってくださいました。
さらに12月には、米国GHC会長のアキよしかわの盟友であり、米国を代表する医療経済学者でもあるジェイ・バタチャーヤ氏(スタンフォード大学医学部経済学科准教授)と、ビル・ヴォート氏(ジョージア大学経済学部准教授)を招き、医療経済学に関する講演会を行いました。彼らとは、2011年から、日本と米国の医療についての研究プロジェクトを本格的に開始いたします。将来的には、客観的なデータをもとに、医療政策に関わるような提言も行えればと考えております。
そして、一昨年の『“患者思い”の病院が、なぜつぶれるのか?』(幻冬舎MC)に続き、昨年はよしかわが『日本人が知らない 日本医療の真実』(幻冬舎MC)を上梓いたしました。
ご覧くださった方の中には辛口なメッセージに驚かれた方もいらっしゃるかもしれませんが、この本で伝えたかったのは、病院間にも競争は起こるということ、そして競争は決して悪ではなく、正当な競争があるからこそ、お互いに質を上げる努力をし、より良い組織が生き残るということ。そのため、病院間に競争が存在するという現実をふまえた上での政策の立案が求められるということでした。
私たち自身も常に先を見て、昨日よりも今日、昨年よりも今年と、より価値のあるサービスをご提供できるよう進化し続けたいと思っておりますし、また、クライアントの病院に対しても、医療の質も経営の質も高めていただけるようご支援したいと思っています。
今、日本の政治を見ていると、国民不在のまま、迷走しているようでなりません。
社会的価値を継続的に提供するためには組織そのものが継続することはもちろん必須ですが、組織が継続することが目的となっては本末転倒です。
2010年を振りかえると、不況による学生の就職難や尖閣諸島問題といった、不安を呼ぶニュースも目立ちましたが、一方で、ワールドカップのサッカー日本代表の快挙やバンクーバーオリンピックでの浅田真央さん、高橋大輔さんなどの活躍、そして鈴木教授、根岸教授のノーベル賞受賞など、多くの人々の感動や勇気、夢、そして日本人としての誇りを与えてくれた出来事もありました。
そういった意味では、個の力が輝いた年でもあったのではないでしょうか。
GHCも、コンサルタントをはじめ一人ひとりの社員が自分たちの仕事に誇りを持ち、夢を実現できるような組織でありたいと思っています。
そして、30人の力を束にし、クライアントの皆様に、そして日本の医療界に、最大限の価値を提供できるよう、今年一年も邁進いたします。
↑GHCの看板娘(渡辺の愛犬)、渡辺・メアリー・ポンポン(通称ぽんちゃん、たこやき…)です
(大好きなスリッパをがしっと掴んで…)
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事例やコラム、お役立ち資料などのウェブコンテンツのほか、チラシやパンフレットなどを作成。一般紙や専門誌への寄稿、プレスリリース配信、メディア対応、各種イベント運営などを担当する。
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