GHCブログ

2011年01月06日

年齢階級別の受診率や1日当たりの医療費は?

新年明けましておめでとうございます。 年末年始の休暇を経て、GHC社員一同、リフレッシュさせていただきました。 今年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、毎年、この時期になると、餅による窒息死が話題となります。 東京消防庁の発表によると、2011年に入ってから東京都内でも8名の方々が お餅が原因で死亡されたそうです。死亡されている方はいずれも高齢の方々です。 若い時には「つるり」と簡単に飲み込めていた大きさの餅でも、 高齢になるとのどにつまり、大事故につながりかねません。 東京消防庁は、餅をのどにつまらせ際の応急処置の方法などをホームページ(東京消防庁「窒息事故に気をつけて」http://www.tfd.metro.tokyo.jp/lfe/kyuu-adv/suffocation.htm)に掲載し、 窒息事故防止を呼びかけています。

そんななか、1月4日に厚生労働省が、 「平成20年度の年齢階級別の医療費の推移」を公表しました。 これは、年齢階級別に1人当たり医療費を推計し、入院・入院外別に「受診率」「1件当たり日数」「1日当たり医療費」の三要素に分けて、各要素の推移をグラフにしたものです(出典:厚生労働省「年齢階級別一人当たり医療費」)。

  Figure1は、入院外の方の「受診率」の推移をグラフにしたものです。縦軸が年齢階級(歳)になり、横軸が件数(人数)になります。受診率は、80歳から84歳をピークに、減少していくことがわかります。

Figure2は、入院している方の「1日あたりの医療費」です。縦軸が年齢階級(歳)になり、横軸が医療費(千円)になります。70歳から74歳の「3200円」を境に年齢が高くなるほど安くなっていきます(出典:厚生労働省「年齢階級別一人当たり医療費」)。 年とともに、身体機能が衰えていく人々は多いですが、受診率や1日あたりにかかる医療費については長期入院の患者さんも増えてくるため、一概に増加するとはいえないようです。

参考ホームページ:厚生労働省「年齢階級別一人当たり医療費」 http://www.mhlw.go.jp/bunya/iryouhoken/database/zenpan/nenrei.html


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広報部
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事例やコラム、お役立ち資料などのウェブコンテンツのほか、チラシやパンフレットなどを作成。一般紙や専門誌への寄稿、プレスリリース配信、メディア対応、各種イベント運営などを担当する。