GHCブログ

2011年04月04日

災害時にはPHS!?

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3月3日は、ひなまつり。5月5日は端午の節句。 では、本日4月4日は、何の日かご存知でしょうか。 「女の子」と「男の子」の真ん中に位置する月日という観点からご想像ください。

さて、3.11の巨大地震が発生して、3週間近く経過しました。 発生直後、この大震災の呼び名は、テレビ局や新聞などメディアによって、「東北地方太平洋沖地震」「東北関東大震災」「東日本大震災」とまちまちでした。 そのため、4月1日、「東日本大震災」と呼称を統一することが閣議決定されました。 海外メディアでは、「2011 Japan Disaster」や「Japan Earthquake」などと表記しているようです。

この大震災によって、計り知れないほどの大きなものが失われましたが、得られた情報も大変多かったと思います。 なかでもこうした緊急時に、携帯電話がまったく機能しないことが明確になったことは、今後の災害時の通信方法を見直すきっかけとなったのではないでしょうか。 これまで、携帯電話やスマートフォンの性能の高さから、「どんな状況でも携帯電話さえあれば、なんとなる」と考えている人も少なくなかったと思います。

しかし、現実は、その機能を一番発揮してほしい時には、まったく使えないという結果でした。 『週刊東洋経済』6317号(東洋経済新聞社刊)の調査によると、東日本大震災発生直後、携帯電話がつながらない時に最も有効性が高かった通信手段として、ツイッターやフェイスブックなどのSNSと同様のレベルでPHSがあげられていました。 携帯電話と比較するとユーザーが少ないため、インフラのキャパシティに余裕があったことから、通話が可能だったとのこと。

PHS事業を営んでいるWILLCOMでは、被災地の医療機関にPHSを無料で貸与するサービスをスタートしたそうです。 同サービスは、1施設あたり最大10台、最長3か月間、基本料や国内通話料が無料で利用することができます。 (問い合わせ0120‐716‐156・http://www.willcom-inc.com/ja/info/11040101.html

いざという時にその強さを発揮したPHSの在り方が、今回の災害をきっかけに変わってくるかもしれません。

※「病院ダッシュボード全国ツアーin名古屋」開催のお知らせ! 4月16日(土)に愛知県名古屋市にある、ポートめっせ名古屋(名古屋国際展示場)にて病院ダッシュボードのセミナーを開催します!  参加ご希望の方や詳細については下記をご参照ください。 /seminar/

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広報部
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事例やコラム、お役立ち資料などのウェブコンテンツのほか、チラシやパンフレットなどを作成。一般紙や専門誌への寄稿、プレスリリース配信、メディア対応、各種イベント運営などを担当する。