2011年05月30日
「病院ダッシュボード全国ツアーin札幌~真の戦略的病院経営~」開催
5月28日、札幌にて「
病院ダッシュボード全国ツアー」第2弾がTKP札幌ビジネスセンター(札幌市中央区)にて開催されました。
お忙しい中、ご参加いただきました数多く病院関係者の方に心より感謝いたします。
ありがとうございました!
4月に行われた名古屋での第1弾に続く札幌セミナー、主に北海道内各地から多くの病院に集まっていただき、会場はほぼ満席状態。聴講者の熱気はこちらにも伝わり、GHCスタッフ一同、否が応にも気合が入りました。
いつもの通り司会進行は、すでにその道でもプロの域と噂されるマネジャー
塚越篤子です。
名古屋セミナー同様、前半はGHCから「
病院ダッシュボード」のコンセプトや活用術についてご紹介しました。後半は、旭川赤十字病院(北海道旭川市)副院長
牧野憲一先生によるご講演をいただきました。
プロ級の進行管理をする塚越
はじめに米国グローバルヘルス財団理事長
Aki YOSHIKAWAから、開会のご挨拶として、GHCの紹介とともに「
病院ダッシュボード」の概念や開発に至った経緯などを説明。
そして次に、「
病院ダッシュボード」の開発担当であるGHCのITレンジャーイエローこと
志谷和洋(5月20日のブログで紹介されております。
/ghcblog/index.php?e=548)から、「
情報の価値を最大限に引き出す術とは~データマネージメントの重要性と必要性~」と題し、病院に存在する膨大な情報を如何にして管理していくべきかを、「
病院ダッシュボード」の開発背景を交えて説明しました。
普段はGHCの「裏方」として目立つことの少ないITスタッフですが、実際に「
病院ダッシュボード」の分析用データや資料の作成を手がけているだけに、その開発への熱意をしっかりと伝えられたのではないでしょうか。続いて同じく開発担当のGHCマネジャー
相馬理人から「
病院ダッシュボード “病院コンサルのイノベーション”~意思決定支援ツールの活用~」として、「
病院ダッシュボード」のライブデモを交えた、実際の活用術を紹介しました。
熱弁するアキよしかわ
ライブデモをする相馬
その後、GHCアソシエイトマネジャー
儘田光和より、病院の原価計算について、自身の公認会計士としての経験も踏まえて、その必要性や方法目的、活用術などをご紹介しました。原価計算自体が目的にならないよう、「何のためか」という目的をしっかり持って分析を進めることが重要である点や、また、「原価計算による限界」と「標準原価計算という未来」といった点についてご紹介しました。
病院の財務指標について語る儘田
最後に
牧野先生より「
DPC病院が実践するデータを活用したマネジメント」と題してご講演いただきました。「戦略的病院経営とは、近未来の病院のあるべき姿を見定め、それにむけて病院を改革し、あるべき姿に導いていく経営である」という命題を最初に掲げ、そのためにDPC病院は何をしていくべきなのか、なにができるのかというところを、データ分析の重要性という観点とともに語っていただき、非常に説得力のあるお話でした。データ分析の結果をしっかりと戦略に継げることで、旭川赤十字病院が進化していく様子は、とても印象的だったのではないでしょうか。
「
病院ダッシュボード」の活用という点では、胆管結石・胆管炎の症例を挙げて、対出来高増減収金額が平均と比べ経年的にも非常に低いことを俯瞰マップで確認。EVEを使った詳細の分析につなげた事例を紹介していただきました。さらに、「他病院の標準は常に変化しており、その変化を病院ダッシュボードではタイムリーに反映できる」、として「
病院ダッシュボード」の活用を勧めていただきました。
自病院での「
病院ダッシュボード」の活用方法について語る牧野氏
第1回に続き第2回も盛況な中、幕を閉じた札幌セミナー。アンケート結果を見ても非常に好評な「
病院ダッシュボード」が、北の大地に広まることを期待しています。
次回、「
病院ダッシュボード全国セミナー」は第3弾は、京都で実施される第13 回 日本医療マネジメント学会学術総会のランチョンセミナーにて開催する予定です。
数多くの皆様のご参加をお待ちしております。
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広報部 |
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事例やコラム、お役立ち資料などのウェブコンテンツのほか、チラシやパンフレットなどを作成。一般紙や専門誌への寄稿、プレスリリース配信、メディア対応、各種イベント運営などを担当する。
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