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2012年04月18日

医療従事者や国民の視点に立った情報の提供を

昨夜、草なぎ剛さんが演じる研修医が主役の連続ドラマ『37歳で医者になった僕 ~研修医純情物語~』の第2話が放送されていました。 原作は、幻冬舎文庫の『研修医純情物語 ~先生と呼ばないで~』『ふり返るなドクター ~研修医純情物語~』の2冊。著者の川渕圭一さんは、異色の経歴の持ち主で、東京大学工学部を卒業後、パチプロ、サラリーマンなど経て、37歳で京都大学の医学部を卒業し、医師免許を取得したとのこと。この2冊の書籍は、川渕さんの大学病院での研修医時代の実体験をもとに綴られているそうです。 昨日のドラマでは、患者の利益よりも経営利益を追求する院長がマネジメントする病院で、「“患者”は“お客様”」、「医師は接客業」と考え行動する、研修医の奮闘が描かれていました。 ドラマの中に、多忙でテキパキと動く医師に「くだらない質問や相談をしたら申し訳ない」と感じ、うまくコミュニケーションを図ることができない患者が出てきていました。このように多忙な「医師」を前に委縮してしまう患者は多いような気がします。 現実問題、質の高い医療を提供するために努力している医療機関の医師や医療従事者は、激務です。それでも、「患者」が話しかけやすいオーラをまとうことは、医療機関で働くうえでは案外大切なことなのかもしれません。そうした患者視点に立った振る舞いの積み重ねが病院の評判につながっていくと思います。 さて、最近は厚労省でも、医療従事者や国民の視点に立った情報の提供に努めているのではないでしょうか。 厚労省のホームページにアップされている診療報酬改定関連の資料もふんだんに図版が活用され大変読みやすいですし、3月、USTREAMを利用して放送された「平成24年度診療報酬改定説明会」もインターネット環境さえあれば全国どこにいてもライブ映像を視聴することができました。 また、16日、厚労省から「診療報酬改定に関する照会先」として全国の診療報酬改定についての相談窓口となる電話番号が公表されました。 http://www.mhlw.go.jp/bunya/iryouhoken/iryouhoken15/dl/otoiawase.pdf 診療報酬に関する照会先一覧 厚労省には今後もさらに医療従事者や国民など誰にでもわかりやすく理解しやすい情報の提供を心がけてほしいと思います。

広報部
広報部

事例やコラム、お役立ち資料などのウェブコンテンツのほか、チラシやパンフレットなどを作成。一般紙や専門誌への寄稿、プレスリリース配信、メディア対応、各種イベント運営などを担当する。