PFM（入院サポートセンター開設・支援など）

PFMとは

PFM（Patient Flow Management）は、急性期病院の経営者の間で最も注目されているトピックの一つです。病院の経営環境が厳しさを増していることが背景にあります。急性期病院は現在、今まで以上に平均在院日数を短縮し、同時に病床稼働率を上げなければ、経営が成り立たなくなりつつあります。

PFMは、患者の情報を入院前もしくは適切なタイミングで把握し、患者に対して適切な医療提供体制を整え、病床の管理や職員の連携を合理的に行うことを目的とする病院内の組織またはその仕組みのことを指します。

なぜ、PFMにコンサルティングが必要なのか

PFMの推進は、外来から入院、手術後の退院までをつなぐハブとなる「入院サポートセンター」などを開設する手法が一般的です。さまざまな部署の関係者が参加する組織横断的なプロジェクトになるため、組織内での調整や根回しに相当な労力を割きます。

また、仕組みとしてはできたものの、しっかりと機能せず、形骸化しているPFMの推進事例は多数見受けれます。外部の第三者による実効性のあるPFMの推進が欠かせません。

当社のPFMコンサルティングの強み

わたしたちは、実効性のあるPFM推進のため、データ分析に基づき、実績とノウハウに裏打ちされた最も効率的な入院医療の仕組みと体制を構築します。

医療現場のスタッフの業務負担軽減はもちろん、医療の質向上の視点もしっかりと踏まえたご提案ができるのが、専門コンサルティング会社であるわたしたちの強みです。PFMに特化したデータ分析サービスもご提供します。

当社のPFMコンサルティングの特徴

特徴 01

最適な入院医療の仕組みと体制をご提案

病院経営の専門コンサルタントが、確かな実績と培われたノウハウに基づき、最適な入院医療の仕組みと体制をご提案します。業務負担を軽減するとともに、入院収益の最大化を実現できる高回転モデルを目指すためには、現状を可視化し、あるべき姿を示すためのデータ分析が欠かせません。

特徴 02

医療の質向上を前提としたご支援

入院医療の効率化を目指せるPFMは、入院前のリスク管理の強化などで医療安全の観点からも望ましい取り組みです。医療の現場を知る専門家がコンサルティングをすることで、PFM導入による医療の質向上も期待できます。

特徴 03

PFMに特化した分析サービス

PFM導入コンサルティングのノウハウを凝縮したデータ分析サービスを、「病院ダッシュボードχ」のソリューション別プラン「PFMソリューション」（※コンサルティングサービスとは別契約）でご提供します。PFMの運用をモニタリングするツールとしてもご活用いただけます。

ダッシュボードについて詳しく見る

お取引実績

りんくう総合医療センター

群馬県立がんセンター

近江八幡医療センター

PFM開設までの流れと期間

約1カ月間

STEP.01▶ 現状調査

【病院】各種データ(※)を当社へ提出、経営幹部および現場関係者が当社ヒアリングに対応

※DPCデータ、財務データ、職員数・給与データ、地域連携データ、手術台帳データ、外来EFレセプトデータ、実稼働データ、救急搬送データ、看護必要度データなど

【当社】データ分析とヒアリングを通じて、各職種の術前検査業務、人員体制、オーダー検査実施フロー、電子カルテ運用などの現状を整理します
開設
約4カ月前

STEP.02▶ ご提案

【病院】経営幹部および現場関係者の会議参加

【当社】データ分析とヒアリングの結果に基づき、PFMのボトルネックになり得る懸念点を考慮した上で、ベストプランの仕組み・人員体制をご提案します
開設
約2～3カ月前

STEP.03▶ 導入準備（運用フロー作成・院内調整）

【病院】プロジェクトチームの組成、同チームの会議参加および関連業務の実施

【当社】PFMの運用フロー・マニュアルを作成。各部署との調整を行うとともに、マニュアルを基にスタッフの人材育成を支援します。PFMの運用場所や患者動線も確認します
開設1カ月前

STEP.04▶ 運用シミュレーション

【病院】プロジェクトチームによるPFMの試験運用。院内および患者への周知

【当社】スタッフの理解度、電子カルテなどのシステム連動を確認しながら、問題点の把握と各部門の調整を支援し、マニュアルをブラッシュアップ。本格運用の開始前には実地シミュレーションを実施し、運用フローを最終調整します
開設

STEP.05▶ PFM開設