2007年02月09日
「“やっくん”のプレゼン能力はすごい…」
今日はGHC相馬に同行して千葉県がんセンターにお邪魔しました。4月にはがん対策基本法の施行が控えていたりと、がん治療は、国も本腰をあげて取り組んでいる分野の一つ。そうしたなか、昨年、「都道府県がん診療拠点病院」に指名された同院は、千葉県の中心的ながん診療機能を担っています。
ところで、今回の訪問先は診療情報管理室。昨年DPC準備病院となって、現在、対象病院に向けて準備中ですが、今月下旬に同室のメンバーによる「DPC全体報告会」を開催する予定で、今日はその最終打ち合わせでした。EVEを利用した分析結果をスライドにまとめ、当日を意識した予行演習を行いましたが、本番が楽しみな仕上がりです! まとめのスライドとして、同室室長でDPCの担当者でもある浜野先生がサクサクッと用意してくださったスライドもさすが! 「クリニカルパスは『計画』で、DPCは『結果』」といった簡潔で的を射たフレーズに、相馬も私も脱帽でした。
ちなみに余談ですが、打ち合わせの最中、「プレゼン途中に聴衆者に話をふるか?」といった会話のなか、浜野先生から「(桜塚)やっくんの、あのプレゼン能力はすごいよね」という意外なお言葉が…。先生の知識の幅広さも垣間見られました!
と、そんな浜野先生のインタビューはこちらです↓
――DPCに向けての準備のなかで苦労した点などはありますか? 当院では昨年4月から電子カルテを導入していて、データはなるべく自動で取れるようにしていますが、それでもやはり必要なデータを作成するのに苦労しました。診療情報室のスタッフには、医師に自分の名前と顔を売り込んで、“秘書”役のようにこまめに連絡を取るよう指導しています。医師にいかに気持ち良く入力をしてもらえるかが重要ですから。
――そもそもなぜ、先生がDPCの担当者になられたのですか? それが実はよくはわからないんです。クリニカルパス推進の中心メンバーだったこともあったのでしょうか…。そもそもはGHCの“窓口役”として始まったように思います。「GHCのようなマニアックな集団とやっていけるのは、君くらいしかいない」と指名されたわけです(笑)。
――マニアック、ですか…(笑) データ解析と聞くと“コンピューターオタク”のようなイメージがあるけれど、GHCの場合、自ら解析し、自らしゃべる。しかも、プレゼンはスマートで、皆さんテンションも高いし…。また、今でこそ変わってきましたが、以前は「数値を基にものを言う」こと自体、医療界ではマニアックでしたしね。
ところで、苦労話に戻ると、昨年のデータ提出までは大変でしたが、提出を終えた今は早くDPCでの支払いを始めたくて…。“倦怠期”と言ったら良いでしょうか(笑)。だから、スタッフみんなも刺激がほしくて、今回の報告会を企画したり、院内がん登録に取り組もうとしているんです。
広報部 |
|
事例やコラム、お役立ち資料などのウェブコンテンツのほか、チラシやパンフレットなどを作成。一般紙や専門誌への寄稿、プレスリリース配信、メディア対応、各種イベント運営などを担当する。
|