2007年07月18日
医局訪問などの取り組みが経営カイゼンに…
本日はGHCマネジャー相馬が広島大学病院にてプレゼンを行いました。
テーマは、「DPC環境下、実証分析から見えること」。特定機能病院として2003年からDPCに参加している同院ですが、改めて「DPCに対する職員の意識づけをしよう!」と開催されたのが今回の講演です。
DPCの概要に簡単にふれた後、同院の状況について説明を行いました。プレゼンの途中で行った、DPC分析システム「EVE」のliveデモでは、同院の実データを使って主要なDPCコードについて在院日数や、薬剤など医療資源の投入状況、パスの遵守状況などを説明。他院とのベンチマークも行いました。
ベンチマークを行うと、大学病院は一般的に、民間病院に比べて出来高換算よりもマイナスになりやすい傾向がありますが、同院では多くのケースでそうした傾向は見られないことが判明。
同院では今月からEVEが導入されましたが、実はそれ以前から病院長等のリーダーシップのもとに病院を挙げてDPCへの対抗を行っていたことや、事務部門に医事課とは別に「報酬対策グループ」を設け、さまざまな分析を行ったうえで医局訪問を行い、診療科ごとに説明会を実施してきたそうで、こうした取り組みが結果に表れているかもしれません。
会場には50人ほどの職員が集まり、プレゼン終了後も報酬対策グループのスタッフからEVEの活用について積極的な質問をいただきました。前向きなスタッフが揃っている病院ですから、システムをうまく活用して、さらなるカイゼンにつなげてほしいです!
広報部 |
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事例やコラム、お役立ち資料などのウェブコンテンツのほか、チラシやパンフレットなどを作成。一般紙や専門誌への寄稿、プレスリリース配信、メディア対応、各種イベント運営などを担当する。
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