2008年01月22日
ニュースの裏側… 工藤お師匠のゼミに潜入!
“工藤お師匠”こと、メディカル・マネジメント・オフィス代表の工藤高氏。GHCのエキスパート・アドバイザーのほかにも、さまざまな肩書きをお持ちです。今回は、そんな工藤師匠のお仕事の1つ、関東学院大学大学院経済学研究科修士課程(医療経済学)のゼミに潜入してきました。
ゼミが開かれるのは、同大の横浜市金沢八景キャンパス。敷地が広く、緑も豊富で、建物もキレイな、環境の良いキャンパスです。ゼミ生は、看護師のお二人。お一人は、現在は、臨床現場から離れて、湘南短期大学看護学科で教鞭を執っていらっしゃる方です。もうお一方は公的病院の整形外科病棟の看護師さんで、二交代勤務の合間をぬって大学院に通っていらっしゃいます。そんな少数精鋭のゼミは、今日が最終日(来年度からは新しい院生生徒が…)。雑誌記事を基に、産科・小児科の相次ぐ閉鎖問題、7:1看護問題について、議論が交わされました。
テーマの1つは、「医療が崩壊しつつあると言われるなか、産科、小児科病院は地域に分散すべきか? 集約すべきか?」――。
「ハイリスクな症例の場合、結局は小規模の病院では受けられない。であれば、集約しているほうが良いのでは?」
「一番大切なのは、“安心”。そのためには、連携体制が構築されていることが大切」
「産科の“たらい回し”のニュースが問題になっているけれど、実は、『一度も妊娠してから産婦人科にかかっていない』という問題が一方ではある。これまでの経過がわからなければ、病院側も安易には受けられない。定期検健診を受けている病院があれば、そんな事態にはまずならないはずなのに…」
「検診は受けずに、出産のときだけ駆け込まれる方はやはりいる。そういう方は2人目でも繰り返す場合が多い…」
現場経験の豊富なお二人からは、このようなお話が出ました。私自身、お話を聞きながら、文章を書くものとして、そしてニュースの受け手として、物事の裏側・現実をちゃんと見なければいけないなと思った時間でした。
ところで、工藤お師匠は、診療報酬改定関連のセミナーで、3月末まで日本全国を巡回しているそうです…。しかも地方から地方への飛行機は便が少ないため、「九州→東京→近畿→沖縄…」など、なんだかすごいスケジュールになっておりました…。お疲れ様です!
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広報部 |
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事例やコラム、お役立ち資料などのウェブコンテンツのほか、チラシやパンフレットなどを作成。一般紙や専門誌への寄稿、プレスリリース配信、メディア対応、各種イベント運営などを担当する。
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