2008年08月28日
バルセロナ便り
アキよしかわの長男のアレックス君がクリスタルスプリングス高校を無事、卒業しました。この秋、アレックス君は生まれ育ったカリフォルニアから東海岸の大学へと旅立ちます。
アレックス君の卒業記念に、よしかわ一家はガウディのサクラダ・ファミリアなどで知られるスペインのバルセロナへ家族旅行に行きました。バルセロナに行くことになったきっかけは、アキが読んだ一冊の本、「The Shadow of the Wind」。スペインの作家、カルロス・ルイス・サフォンが書いたこの本を、アキがたまたま読み、とても感動したので、奥さんのナンシーさんに薦め、読み終えたナンシーさんが今度は娘のミナちゃんに薦め、そしてアレックス君が読み…と、家族揃って本の世界にひきこまれていったのです。
そして本の主人公のダニエル少年が育ったバルセロナを訪ねて、ダニエル少年の足跡を辿ることになりました。
小説の舞台は内戦に傷ついた1945 年のスペインはバルセロナ。
『父につれられて、はじめて「忘れられた本の墓場」を訪問したあの夜明けのことを、僕はいまでもよく覚えている。』
この本はダニエル少年が「忘れられた本の墓場」でフリアン・カラックスという謎の作家が書いた「風の影」という一冊の本と出合い、青年へと成長する過程の恋と冒険を描いた壮大なミステリーです。カラックスの本を世の中から消し去ろうとする「顔の無い男」、そして「のろわれた館」の秘密・・・フリアンの過去の秘密が明らかになるに連れ、シンクロしていくダニエル少年の運命は?
この本は日本でも集英社から「風の影」というタイトルで邦訳がでています。よければ皆さんもぜひ読んでみられてはいかがでしょうか。きっとバルセロナへ旅をしたくなると思いますよ。ただし、フリアンを追いかけるダニエル少年を追ううちに、ページをめくる手が止まらなくなってしまいますので、ご注意を。
ダニエルはランブラス通り(写真上)からアルコ・デル・テアトロ通り(写真下)の「忘れられた本の墓場」へと向かいました
顔のない男がダニエルの前に姿を現したコロンブスの塔の前の石段
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広報部 |
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事例やコラム、お役立ち資料などのウェブコンテンツのほか、チラシやパンフレットなどを作成。一般紙や専門誌への寄稿、プレスリリース配信、メディア対応、各種イベント運営などを担当する。
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