2009年07月23日
料理にも、名前を添えて――ザ・リッツ・カールトンステイ研修②
内覧会の後は、皆でディナーでした。
●シーフードサラダと炙り焼き鮪のタルタル, ライムヴィネーグレット
●冷たい百合根と洋葱のスープ, 海老コンソメ
●手長海老と帆立のフリカッセ, 夏野菜とレモンピクルス, ナージュソース
●ビーフの赤ワイン煮ブルゴーニュ風, ポテトカネロニ, アスパラガス, ピペラード
+デザート、コーヒー・紅茶
これが今回のコース内容。見た目も、味も美味しいことはもちろんですが、参加者の皆が気にしていたのは、やっぱりサービス。
2つのテーブルに分かれて座り、しばらくした頃に、ホールスタッフの方がそれぞれの席にお絞りを置きにきてくれます。そのときにさりげなく、「●●さま」と一人ひとりの名前を添えてくださいました。気づかずにやり過ごしてしまうほどの、さりげないサービス。ただ、たまに間違っているような気もしましたが、それはご愛嬌? とはいっても、なぜ、一人ひとりの名前を把握しているのか、不思議ですよね。どうやら、事前にそれぞれの特徴と名前の情報が、フロントなどから伝わっているそうなのです。一体、私はどんな風に評されているんだろう? 服装や髪型であれば、一旦、部屋で休んでレストランに来るまでの間に変わる可能があります。ということは、背格好や顔に関する情報でしょうか…。それにしても、短時間でそれぞれのお名前を覚えるだけでも大変ですよね。
ステイ研修の参加者のお1人にお肉料理がダメで魚料理に変更されていた方がいました。彼女がスタッフの方に伝えるよりも先に、すっと席にいらっしゃって、「●●さんですよね? お魚でご用意しております」と伝えていました。さすが、プロフェッショナル!
そして、食事をしながら参加者の皆さんと話をしていて盛り上がったのが、「つい、どんな反応をするんだろう?と、試したくなるんよね(笑)」ということ。誰しも考えることは同じですね。究極のサービスというのなら、どんな対応をしてくれるんだろう…と、つい、いたずら心がうずくわけです。でも、実際にホテルの足を踏み入れると、漂うアロマの香りや、シャンとしたスタッフの方々、品のある内観に、余計なことはできなくなるのですが…(笑)。
ただ、2日目の朝食時、ちょっとゆとりがありそうだったので、「大変なオーダーを受けたりしませんか?」と、ホールスタッフの方に聞いてみました。
彼女のお答えは、「いろいろなお客様がいらっしゃいますので、ありますねぇ」とのこと。笑顔で答えてくださいました。さすがに具体的な話は聞けませんでしたが、やっぱりいろいろな出来事が起こっているんでしょうね。
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