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2009年08月27日

厚労省関連の概算要求を公表

本日、厚生労働省から、来年度の厚労省管轄の予算概算要求が発表されました。 概算要求とは、次年度の予算要求のことで、各省庁は毎年、8月末までに財務省に提出します。そして、9月以降、提出された概算要求に基づいて財務省が査定を行い、削減等を加えて12月に財務原案を各省庁に提出。再び、各省庁からの折衝があり、政府案として閣議に提出するという流れです。

2010年度の一般会計総額は、26兆4,133億円。これまでは社会保障費の自然増を毎年2,200億円抑制することが課せられていましたが、この方針が撤廃されたことで、自然増の1兆800億円はそのまま増額され、2009年度予算比で、1兆2,565億円増(5.0%増)になっています。

以下、「平成22年度予算概算要求のポイント」として挙げられている重点施策です。 (*()内の数字は2009年度予算)

「新型インフルエンザやがん・難病等の各種疾病対策」 1. 新型インフルエンザ対策の更なる推進 207億円(144億円) 2. がん対策の総合的かつ計画的な推進 453億円(237億円) 3. 難病対策の一層の推進 1,637億円(1,458億円) 4. 肝炎対策の充実 209億円(205億円) 5. 臓器移植対策の推進 9.6億円(5.4億円)

「医師確保の推進など地域医療の再生に向けて」 1. 医師の診療科偏在、地域偏在対策 180億円(152億円) 2. 女性医師等の離職防止・復職支援 58億円(55億円) 3. 看護職員の資質の向上及び確保策の推進 133億円(95億円) 4. 救急医療・周産期医療体制等の確保 618億円(466億円) 5. 安定的で持続可能な医療保険制度運営の確保 9兆4,275億円(9兆394億円)

「希望を持って安心して働ける社会の実現に向けて」(省略) 「地域子育て支援など少子化対策の総合的な強化」(省略) 「生活不安を解消し、安心社会の構築へ」(省略) 「高齢者等が生き生きと安心して暮らせる社会の実現」(省略) 「障害者の自立生活を支援するための施策の推進」(省略)

2010年度の厚労省予算概算要求関連の資料は、厚労省ホームページの下記URLに掲載されています。

http://www.mhlw.go.jp/wp/yosan/yosan/10gaisan/syuyou.html


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広報部
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