GHCブログ

2009年08月28日

乱用薬物について知る

選挙前というのに、選挙関連のニュースよりも連日報道されているのが、芸能界の乱用薬物にまつわる事件。2件、相次いで起こった事件は、確かに衝撃でした。 「彼女が!?」という驚きもあったものの、個人的に衝撃だったのは、普通に、しかも多くの人と一緒に仕事をしている人が、一方では薬物を常用していたのか…と(常用かどうかは今、調査されていますが)。そんなにも身近に接点があり得るのかと思うと怖いですよね。

これを機に、薬物について知ろうと、ちょっと調べてみました。 (参考:埼玉県保健医療部薬務課 薬物乱用防止啓発サイト     http://www.pref.saitama.lg.jp/A04/BD00/taisaku/web-content/keihatsu1.html

抑制系ドラッグ ■麻薬   …アヘン、ヘロイン、モルヒネなど。           禁断症状は、どの乱用薬物よりも激しい苦痛が伴う。 ■向精神薬 …鎮静剤、催眠剤、精神安定剤などの総称。 ■有機溶剤 …塗料用のラッカー・シンナー、トルエンなど。           効果が失われると、極度の疲労感と孤独感に見舞われる。 興奮系ドラッグ ■覚せい剤 …一時的に気分が高揚し、効果が切れると激しい倦怠感、憂鬱感、焦燥感などの 激しい不快感に襲われる。 ■MDMA …興奮作用、幻覚作用。          効果が切れると、その間の記憶が失われ、乱用を続けると、錯乱、記憶障害を引き起こす。 ■コカイン …幻視、幻聴、強い強迫観念などさまざまな症状に襲われる。         一番特徴的なのが、皮膚と筋肉の間に小さな虫が這い回っているような          幻覚を覚えるという「蟻走感」。 幻覚系ドラッグ ■幻覚剤 …判明している乱用薬物のなかで最も強力。        めまぐるしく躁鬱状態が繰り返される。        他のドラッグに比べて強迫観念が強い。 ■大麻 …マリファナ、ガンジャ、ハシシュなど。        心地よさやリラックスを感じることもできるが、気分の落ち込みや妄想、錯覚を生み、          思考が分裂して錯乱状態に。 ■その他 …麻薬成分を包有し、幻覚性を持つきのこ類。        いわゆるマジックマッシュルーム。 違法ドラッグ ■デザイナーズ・ドラッグ          法律で規制されているドラッグの化学構造式の一部を置き換えて作った合成麻薬。          「合法ドラッグ」と呼ばれているもののなかには、実態は乱用薬物に近いものもあり、          最近では「脱法薬物」といわれる。 その他のドラッグなど ■医薬品とブタンガス


インターネット上にある体験者の手記を読むと、ほとんどの人が「興味本位で」「好奇心で」「すぐにやめられると思って」「海外に行って勧められて」など、ついうっかり始めて、中毒状態に陥っています。 怖さを知らないことが問題なのですよね。「いけないこと」とは知っていても、「なぜ、いけないのか?」「どうなるのか?」を知らないために、ついうっかり手を出してしまう。 “いけないもの”と遠ざけるだけではなく、その怖さを教える教育が重要ではないでしょうか。私も、今回、それぞれの薬物について、「どういう状態に陥るのか?」を調べていて、かなり怖くなりました。それぞれの症状を想像するとぞっとします。このぞっとする感覚を知っていれば、“ついうっかり”とはならないはずです。

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広報部
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事例やコラム、お役立ち資料などのウェブコンテンツのほか、チラシやパンフレットなどを作成。一般紙や専門誌への寄稿、プレスリリース配信、メディア対応、各種イベント運営などを担当する。