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2010年07月01日

DPC対象病院は1,391病院に――DPC評価分科会

6月30日(水)に開催されたDPC評価分科会で、DPC対象・準備病院の現況が報告されました。

今年4月から新たにDPC対象病院となったのは、53病院。さらに7月からは57病院が参加を表明しており、7月1日以降、DPC対象病院は1,391病院になる予定だそうです。 (ただし、8月1日に、7対1入院基本料・10対1入院基本料の施設基準を満たせなくなった健康保険岡谷塩嶺病院がDPC対象病院から退出する予定のため、8月1日以降は1,390病院になる見込み)

また、今年度のDPC準備病院は、279病院。 対象病院と準備病院を合わせたDPC関連病院は、1,669病院になる予定です(8月以降)。現在、一般病院(精神科病院、結核療養を除いた病院)は、7,714病院なので(平成20年医療施設調査より)、全一般病院の2割強を占めています。

病床数で見ると、今年度のDPC対象病院の総病床数は45万8,707床で、全一般病床の総数は約90万床なので、過半数に達するまでになりました。「急性期として残るならDPCに」という流れが、より色濃くなってきているのを感じます。

対象病院、準備病院の規模別の内訳を見ると、100床未満、200床未満といった中小規模の病院の参加が次第にふえているようです(表1、2)。


●表1 DPC対象病院数の変遷 DPC対象病院数の変遷


●表2 平成22年度DPC準備病院数 平成22年度DPC準備病院数

広報部
広報部

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