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2010年08月27日

22年度DPC調査では、医師の業務量を把握――中医協総会

25日(水)に開催された中医協総会で、今年度に行うDPC調査について方針が決められたようです。

前回(8月3日)のDPC評価分科会でも、同じテーマについて議論が行われ、「医療従事者あたりの労働量を測れないか?」「再入院率・再転棟率とその理由」「診療プロセスの変化をみるために、外来における化学療法、放射線療法、短期滞在手術の実施状況」といった項目が挙がっていましたが、今回、改めて方向性が提示されました。

医療従事者の労働量に関しては、「医師あたりの患者数等の動向調査(医師数、実施件数、入院患者数等)」として、今年度、実施する特別調査の1項目に盛り込まれています。ただし、具体的な調査方法はまだ固まっておらず、今後、DPC評価分科会で議論を行い、中医協総会で決定する予定です。

このほか、特別調査の項目として挙がっているのは、下記の通り。

(1)DPC制度導入影響の評価

①診療内容の変化 【再入院率・再転棟率及びその理由(目的)】 ・包括評価導入により、診療の質が低下していないか? ・再入院の増加理由を把握


②診療プロセス・診療体制の変化 【外来における化学療法、放射線療法、短期滞在手術の実施状況】 ・再入院による化学療法・放射線療法が、外来での実施を抑制していないか? ・化学療法・放射線療法・短期滞在手術の入院での実施と外来での実施について、地域や施設特性による違いはないか?

【医師あたりの患者数等の動向調査(医師数、実施件数、入院患者数等)】 ・平均在院日数の短縮等に伴い、勤務医一人当たりの業務量が増大していないか?


(2)機能評価係数Ⅱを含めたDPC包括評価のあり方に関する調査 ・機能評価係数Ⅱ(6項目)に関する調査 ・今後さらに導入を検討すべき事項に関する調査 ・診断群分類の妥当性 ・包括範囲の妥当性  ※今後、中医協(基本問題小委員会、DPC評価分科会)で検討


この日の資料は、下記のURLからダウンロードすることが可能です。 http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000000jw4f-att/2r9852000000jw8p.pdf

●厚生労働省 中央社会保険医療協議会 総会 8月25日 配布資料 http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000000jw4f.html

広報部
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