2010年10月12日
帝王切開、抗生剤の選択、検査内容にばらつき――DPCマンスリーレポート10月号
「DPCマンスリーレポート」2010年10月号の配信を開始いたしました。今月号から、10日配信に変わりました。
さて、今回の構成は、ケーススタディー2本です。ケース1は「帝王切開」、ケース2は、頻脈性不整脈・経皮的カテーテル心筋焼灼術」。
ここでは、ケーススタディー1「帝王切開」について、紹介します。
帝王切開実施症例のなかでも、症例数が多い「120180xx01xxxx 胎児及び羊膜腔に関連する母体ケア、予想される分娩の諸問題 子宮全摘術等」「120260xx01xxxx 分娩の合併症、産科手術を伴う異常分娩 子宮破裂手術等」の2つのDPCコードを中心に分析を行いました。
術後在院日数や薬剤の投与日数は、病院間でのばらつきが少なく、全国的にも治療内容が統一されていることがうかがわれました。一方で、病院間で差が見られたのが、抗生剤の選択銘柄や止血剤の投与状況、検査項目の実施内容、薬剤管理指導料の算定状況など。
たとえば、抗生剤の銘柄は、セファメジンの使用が過半数を占める病院が多い一方で、パンスポリン、セフメタゾン、フルマリンの使用が多い病院も。また、2剤を組み合わせて使用している病院もありました。
このほか、詳しい内容は、本誌をご覧ください。
全国の病院の平均、診療内容はどうなっているのか、そのなかで自院はどのようなポジションにあるのか、他の病院と乖離があるようであれば理由は何か、検討する機会にしてください。
その他のコンテンツは以下のとおりです。
・工藤高氏連載 名称変更となった総合入院体制加算
・真野俊樹氏連載 専門外来クリニックの今後の動向
・ケーススタディー 帝王切開
・ケーススタディー 頻脈性不整脈・経皮的カテーテル心筋焼灼術
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読者病院から送っていただいたDPCデータを基に分析を行い、その結果を、国内650もの急性期病院のデータ分析経験を持つグローバルヘルスコンサルティング・ジャパンのコンサルタント陣が解説。匿名化した上で、ベンチマーク結果を掲載しますので、自院のポジションが一目でわかります。
■発行 :月刊(毎月10日発行)
■創刊 :2007年1月
■販売価格:半年30,000円(6部・税別) 年間50,000円(12部・税別)
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