GHCブログ

2011年01月19日

『財務、レセプト、DPC、外来、手術データの活用-病院〝病院ダッシュボード〟による真の戦略的病院経営』セミナーその2

(〝病院ダッシュボード〟一期生募集中!! 詳細はこちら/dashboard/


今回は、1月15日(土)の『財務、レセプト、DPC、外来、手術データの活用-病院〝病院ダッシュボード〟による真の戦略的病院経営』セミナー(主催:GHC)の模様を前回に引き続き、お伝えします。

同セミナー後半は、体調不良で急遽ご欠席された、社会医療法人財団慈泉会相澤病院(長野県松本市)院長相澤孝夫先生に代わり、同病院常務理事であり、同法人事務局長の塚本建三氏、同法人診療情報管理課椛島博彰氏にご講演いただきました。

■院内の情報の把握と分析が重要 はじめに、塚本氏から、「古今東西、どんな時代でも、どこの世界でも情報を制するものが生存を許される~」と題し、同法人での経営改善に向けた取り組みについてお話しがありました。 まず、塚本氏は病院経営改善していくためには、情報を収集し、情報を使えるかたちに加工し、経営に活かしていくことが重要であると発言。日本で平均寿命がもっとも長い長野県で、平均在院日数の短縮と赤字病院から黒字病院への転換を実現できた理由として、相澤院長の強い信念とリーダーシップのもと、他院とのベンチマーク分析を通して、院内の状況を改善されたことを挙げました。 そのほか、医療分野以外からの人材を積極的に活用し、事務部門の強化をはかったこと、充実した人材育成制度なども経営の改善につながったとのことでした。 病院大淘時代に突入した中で、相澤病院が「与えられた環境や、限りある医療資源のなかで地域で何をやっていけるか」について、考えていかなければならないと主張したうえで、「病院ダッシュボードの活用によるさらなるレベルアップした病院経営をめざしていきたい」とコメントいただきました。



■非常にセンスの良いシステム「病院ダッシュボード」 次に、椛島氏から、「データの重要性と情報の活用」というテーマで、病院ダッシュボードを使用した同院の分析手法を実例とともにご講演いただきました。 冒頭、椛島氏は病院ダッシュボードについて「正直な話、非常にセンスの良いシステム」と表現し、その理由について同院で実践してきたアプローチと同様であることを強調しました。 椛島氏が特に病院ダッシュボードを優れたシステムであると感じた点として、院内にある多様な情報の「分析時間を短縮できること」、「ボタンひとつで経営改善に必要なデータをみられること」などを挙げ、時間がない現場職員の仕事の効率化につなげられるシステムであることを述べられました。

病院ダッシュボードを用いて分析した、同院のいくつかの症例の分析結果を示したスライドとともに、経営を改善していくための「情報分析」「ベンチマーク分析」のポイントについてお話いただきました。 「あくまでデータは改善への第一歩にすぎない」としたうえで、増収を実現するためには、スタッフ間でコミュニケーションを図りながら、データ分析で理論武装をし、経営改善に向けた「継続した地道な努力」が不可欠であると締めくくりました。



ユーモアを交えて、わかりやすい言葉で説明された、塚本氏と椛島氏の講演は、時折、会場から笑い声なども聞こえ、終始なごやかなムードで、講演を終えました。

会場からは、既存データの収集方法や、手術室におけるコスト管理方法などについての質問があり、病院ダッシュボードで可能となる情報の蓄積や、データ分析への必要性についての参加者の関心が大きいことがうかがえました。

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「病院ダッシュボード」一期生へのエントリーを希望、検討される方は 下記エントリーフォームからご応募ください。 リリース日など、詳細を適宜ご連絡させていただく予定でございます。 なお、エントリーフォームからは、病院ダッシュボードパンフレットも ダウンロードすることができますので、ご興味のある方はご覧ください。 ※「病院ダッシュボード」の一期生は、30病院の限定の募集です。定員になり次 第、締め切らたせていただきます。お早めにご応募ください!

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広報部
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事例やコラム、お役立ち資料などのウェブコンテンツのほか、チラシやパンフレットなどを作成。一般紙や専門誌への寄稿、プレスリリース配信、メディア対応、各種イベント運営などを担当する。