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2011年02月21日

千葉県で「がん医療の質の向上に関する研究会」が開催されました!

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19日千葉県千葉市(地方職員共済組合ホテルプラザ菜の花)で千葉県のがん医療の質と向上を目指すための「がん医療の質の向上に関する研究」が開催されました。

2009年にスタートした同研究は、がん医療の均てん化と質の向上をめざして、千葉県が取り組んでいる「千葉県がん診療連携協議会事業」の中の1つ。 年に1回、千葉県内のがん診療連携拠点病院が集まり、病院名を明かさず、病院間での治療内容の比較分析を行っています。

第3回の今年は、千葉県のがん診療連携拠点病院である14病院がすべて参加されました。 また、同研究会のほか、教育研修、地域連携クリティカルパス専門部会・作業部会などがあわせて行われており、例年よりも参加者も多く、活発な議論が繰り広げられました。

今年は、胃、肺、肝臓、大腸、乳房、子宮、前立腺の7臓器のがん治療についてベンチマークを実施しました。

なかでも肝臓がんは、診療報酬制度上の区分が複雑であるなどの理由から、分析が非常に困難であったため、これまで俎上に載せることを避けていましたが、5大癌の1つであるため、研究会として向き合っていきたいという主旨で今年度より追加されました。 実際の比較検討の場では、「転移性、原発性など細かく分けて治療内容を比較しなければ、意味がないのではないか」などの厳しい意見も上がり、来年に向けての課題が明確となったがんになりました。

一方、発表者である千葉県がんセンター地域医療連携室長・浜野公明先生、順天堂大学附属浦安病院がん治療センター長・木所昭夫先生は、「自病院はアルファベットの~です」と明言された上で、術後ドレーン抜去時期、抗生剤投与日数・種類について比較検討されていました。

会場からは、「おもしろい」「比較すると色々見える」 「他の施設でやっていることなんて、知らないのが当たり前だから、新鮮」といった意見があがっていました。

同研究会にも参加された千葉県がんセンターのほか4病院(栃木県立がんセンター、神奈川県立がんセンター、愛知県がんセンター、四国がんセンター)が集まり発足された、がんの医療の質の向上を目指す「 CQI(Cancer Quality Initiative)研究会」が5月14日(土)に第7回を東京で開催します。 第6回では、全国の50のがん診療連携拠点病院が参加され、施設名を開示したうえで、診療内容に関する病院間比較を行いました。 現在、第7回の参加病院を募集しておりますので、がん医療のさらなる発展に向けてともに行動していただける、多くのみなさまのご参加をお待ちしております。 詳細は下記URLをご確認ください。 URL : http://www-old.ghc-j.com/cqi




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広報部
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