GHCブログ

2011年03月02日

GHCは「黒船来航!」-那覇市立病院副院長島袋洋先生インタビューvol.1

1月15日に、東京で開催した「財務、レセプト、DPC、外来、手術データの活用 病院“ダッシュボード”による真の戦略的病院経営」セミナーに参加された地方独立行政法人那覇市立病院副院長の島袋洋先生に、同病院での手術室改善に向けた取り組みについて、GHCマネジャーの相馬理人がお話をうかがいました。インタビューの様子について2回に分けてGHCブログにてご紹介いたします!(文中、敬称略)


相馬 本日は、セミナーにご参加いただきましてありがとうございました。初めて島袋先生とお会いしたのも、やはりGHCのセミナーでした。


島袋 去年、GHCのセミナーに出て、病院経営について勉強しようと思いました。アキさんの講演でベンチマーク分析を知り「これはいい」と思って、すぐに名刺交換したところ、渡辺社長から、「うちには手術室カイゼンのスペシャリストがいるので紹介します」と言ってくれました。それが相馬さんでした。


相馬 実は那覇市立病院のコンサルティングは、非常に楽しみにしておりました。なぜかというと、沖縄県にある、他の病院のコンサルを手がけた際に、沖縄県の病院の経営改善に対する考え方は、先進的だという印象がありましたから。その傾向は那覇市立病院でも顕著で、GHCが報告した分析結果に対して「これはまさに出してもらいたかった結果」などの前向きなご意見をいただき、当初から、「那覇市立病院のカイゼンは約束されたもの」と確信していました。


島袋 ベンチマーク分析は大変重要だと思います。私が口で何百回言うよりも外部の人から、きちんとした分析結果をもとに物を言われるのは、説得力があります。まさしく「黒船来航」でしたよ(笑)。ベンチマーク分析の結果、自病院がどのような医療を提供しているかを客観的に、具体的な数字で明らかにしたことによって、みんな本当にびっくりして、動き始めました。


相馬 外部の客観的な視点は、確かに効果的だと思いますが、院内に「病院を変えていこう」という強い信念をもった存在がいることは、病院経営を改善していくためには絶対条件なんです。それがあるとないとでは、まったく違います。稀に、公的機関からGHCに依頼がきて、現場の人間は誰も必要性を感じていないのにコンサルを行う場合があります。そうしたケースでは、リーダーシップをとる人間がいないなか、院内の誰もが、改善のモチベーションもなければ、改善することへのインセンティブも感じていません。そのような事例は、お互いに苦しい状況になることが多いです。


次回ブログにて、GHCのベンチマーク分析をきっかけに動き出した那覇市立病院の院内改革の様子をお伝えします。お楽しみに!


島袋副院長と相馬。 ユーモアに富んだ島袋副院長のトークに笑顔の多い取材となりました  





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広報部
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事例やコラム、お役立ち資料などのウェブコンテンツのほか、チラシやパンフレットなどを作成。一般紙や専門誌への寄稿、プレスリリース配信、メディア対応、各種イベント運営などを担当する。