2011年03月16日
希望を捨てずに
世界中を震撼させ、未曾有の被害を出している、東日本大震災の発生から6日が経過しました。
死者や行方不明者数は、1万1千人を超え、救助隊の必死の救出活動が昼夜を問わず続けられています。
16日付けのある新聞には、宮城県で9歳の男の子が、津波に襲われる直前まで一緒だった両親やいとこの所在を探し、家族の名前が書かれたカードを手に避難所を回っている様子が、報じられていました。
不安を抱えながら避難所で生活している方々の日々の活力を生み出しているのは、
希望です。
希望を捨てずに救援活動を続けた末に、奇跡的に助け出された方々のニュースが毎日、伝えられています。
こうした被災地の方々のために多くの日本企業が、義援金の寄付を申し出ています。
なかでもカジュアル衣料品店「ユニクロ」を展開する株式会社ファーストリテイリングでは、総額14億円の義援金を寄付することを14日に発表しました。
そのうちの10億円は柳井正代表取締役会長兼社長の個人資産から。
義援金に対する柳井氏からのコメントはなく、何も語らずに寄付金を贈るようです。
義援金のほかにも支援物資として、防寒衣料のヒートテック30 万点をはじめ、各種肌着類、各種アウター類、ジーンズ類、タオル類など、ユニクロ、ジーユー両ブランドの衣類等7億円相当を寄贈するとのこと。
また、医療機関への受診が困難な被災者に向けて、医療従事者に医療・健康相談が可能な「緊急医療相談サイト」をWEB上に開設した企業もあります。
世界中でボランティア活動を行ってきた日本人の危機に対して、今度は自分たちが力になりたいと、世界数十各国から救援の申し出があがり、アメリカや中国などの数カ国は、すでに被災地で活動。
国内でも、節電や計画停電への協力を通して、自分たちにできることを行い、被災地にエールを送っています。
福島原発の放射線物質の放出の問題など、予断を許さない状況は継続していますが、助け合いの精神を忘れず、
希望を持ち続ければ、きっとこの苦難を乗り越えていけると思います。
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広報部 |
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事例やコラム、お役立ち資料などのウェブコンテンツのほか、チラシやパンフレットなどを作成。一般紙や専門誌への寄稿、プレスリリース配信、メディア対応、各種イベント運営などを担当する。
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