2011年07月27日
中医協委員、8月被災地を訪問
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「病院ダッシュボード全国ツアーin広島」
/seminar.php#110827
「病院ダッシュボード全国ツアーin福岡」
/seminar.php#11091027日、全国都市会館(東京都千代田区)で、
中央社会医療協議会(中医協)が開催されました。
本日の議題は、「
先進医療専門家会議の検討結果の報告について」「
医療機器の保険適用について」「
臨床検査の保険適用について」「社会保障・税一体改革案の報告について」など。
議題のなかの、「
社会保障・税一体改革案のなかの医療・介護分野における報告」では、「
地域の実情に応じたサービスの提供体制の効率化・重点化と機能強化」を図るためのいくつかの案が提示されました。
具体的には、病院・病床機能の分化・強化と連携(急性期医療への医療資源の集中投入、亜急性期・慢性期医療の機能強化などによる入院医療の機能強化、精神保健医療の改革、医師の偏在是正、地域間・診療間の偏在化の是正、予防対策の強化等)。
これにともない、2025年までに高度急性期や一般急性期の職員の増員をしていくことを発表。また、在宅医療の充実を図っていくために、診療所における総合的な診療や在宅療養支援機能の強化・評価、訪問看護等の計画的な整備をしていくことも提案されました。一方、平均在院日数については、さらに削減していく方向とのこと。
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高度急性期や一般急性期の職員の増員目標●高度急性期の職員等:2025年に現行ベースより2倍増
●一般急性期の職員等:2025年に現行ベースより6割増
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平均在院日数削減目標●平均在院日数:2011年 19日~20日程度
→2025年 高度急性期:15日~16日程度
一般急性期: 9日程度
●病床数:概ね現状水準
●精神医療:2025年に在院日数 1割程度減少
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そのほか、外来受診の適正化(生活習慣病予防、医療連携、保険者機能の強化等)、ICT(Information and Communication Technology:情報通信技術)の活用による重複受診・重複検査、過剰な薬剤投与等の削減などについても行っていく方針。なお、こうした医療・介護分野における改革案は、2012年以降に、診療報酬・介護報酬の体系的見直しを実施し、2012年を目処に基盤整備のための一括的な法整備の法案を提出する予定。最終的には、2025年頃までに「
医療・介護サービスのあるべき姿」を実現させていくとのことでした。
また、以前から議論されていた、
中医協委員の被災地訪問・意見交換会については、「
7月27日時点の予定」としたうえで、
中医協委員の訪問日程が公表されました。
岩手県に8月1日、宮城県に8月2日、福島県に8月3日訪問予定とのこと。
なお、
森田 朗(東京大学大学院法学政治学研究科教授)会長、
石津寿惠(明治大学経営学部教授)委員、1号側委員である、
伊藤文郎(愛知県津島市長)委員の3名が全日程参加予定。
そのほかの参加予定委員の訪問スケジュールは、1号側委員では、
中島圭子(日本労働組合総連合会総合政策局長)委員が8月1日(岩手県)と2日(宮城県)、
花井十伍(日本労働組合総連合会「患者本位の医療を確立する連絡会」)委員が8月3日(福島県)。
2号側委員では、
鈴木邦彦(日本医師会常任理事)委員が8月1日(岩手県)と8月3日(福島県)、
堀憲郎(日本歯科医師会常務理事)委員が8月2日(宮城県)、
安達秀樹(京都府医師会副会長)委員、
西澤寛俊(全日本病院協会会長)委員、
三浦洋嗣(日本薬剤師会常務理事)委員が8月3日(福島県)のみ。
訪問場所については、各県の県庁のほか、医師会、歯科医師会、薬剤師会のほか、岩手県では、岩手医大、大槌病院仮設診療所、宮城県では、気仙沼市立本吉病院、石巻赤十字病院、公立南三陸診療所(休志津川病院の仮設診療所)、南三陸町付近の仮設住宅、福島県では、福島県立医科大、南相馬市立総合病院、小野田病院、渡辺病院、大町病院、雲雀丘病院、郡山市内の避難所など。
中医協委員東日本大震災被災地訪問・意見交換会日程この被災地での意見交換会の概要については、8月下旬開催予定の
中医協で報告するそうです。
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