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2012年03月28日

中医協 医療機関群1群と2群の施設数、東京都(1群13施設、2群10施設)が全国最多

3月28日、厚労省で久々の中央社会保険医療協議会総会が開催されました。 お久しぶりです、中医協 本日、DPC制度(DPC/PDPS)の平成24年度診療報酬改定における対応の詳細についての説明が行われました。 平成24年度診療報酬改定から医療機関群や基礎係数などの導入により、さらに複雑になったDPC制度(DPC/PDPS)。今回、医療機関群の1群、2群、3群のそれぞれの正確な施設数と基礎係数が表とともに公表されました。 具体的には、大学病院本院群となる、DPC病院1群は80施設、基礎係数が「1.1565」、2群は90施設、基礎係数は「1.0832」、3群は1,335施設で基礎係数は「1.0418」でした。 各医療機関群の施設数と基礎係数 (中医協総-5-1から) さらに今回、1群と2群の地域分布や医療機関別係数の医療機関群別の分布などが公表されました。 まず、地域分布の表によると東京都1群13施設2群10施設でダントツでした。続いて、愛知県1群4施設2群8施設)、神奈川県1群4施設2群7 施設)。やはり首都圏や大都市に1群2群の医療機関が集中していることがよくわかります。 DPC病院1群・2群の地域分布 (中医協総-5-1から) また、医療機関別係数の医療機関群別の分布では、1群は1.2000以上1.2200未満に、2群は1.1600以上1.1800未満に、3群は1.1000以上1.1200未満に数多くの医療機関がありました。 医療機関別係数の分布(医療機関群別) (中医協総-5-1から) そのほかにも「機能評価係数Ⅱの各指数および各係数の分布」としてさまざまな分析事項がまとめられているので参考になさってください(中医協資料 総-5-1を参照)。 中医協資料 総-5-1 http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000025zci-att/2r98520000025zn7.pdf こうした医療機関群について、鈴木邦彦(日本医師会常任理事)委員から「3群の病院は2群の病院をめざしていくだろう。2群の病院数の上限はどの程度だと考えているのか」といった主旨の質問が厚労省に投げかけられました。 これについて厚労省担当官から「最終的にこれくらいと考え2群を設定したわけではない。2群、3群の医療機関群は大学病院本院群以外の施設をどうとらえるのかということ。施設数の目標値を設定し、それに向かっていくことは考えていない」といった内容の回答がありました。これに対して、鈴木委員はとりあえず納得した様子でした。 そのほか、平成24年度診療報酬改定で整理された診断群分類(DPC)についてや新たな改定事項に関する説明も実施されました。 診断群分類(DPC)の総数 (中医協総-5-1から) また、DPC制度(DPC/PDPS)への参加と退出の手続きに関する案が厚労省から提案され中医協委員に承認されました。 同案では、DPC制度(DPC/PDPS)からの退出要件に「保険医療機関を廃止する場合」の新設や、DPC対象病院が提出すべきデータ量の最低基準【(データ/病床)比】を設定する際の条件などが明確化されました(中医協資料 総-5-2を参照)。 (中医協資料 総-5-2) http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000025zci-att/2r98520000026eyh.pdf 参考資料:厚労省ホームページ「中央社会保険医療協議会 総会 (第222回) 議事次第」 http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000025zci.html 平成24年度診療報酬改定におけるDPC制度(DPC/PDPS)の対応について 総-5-1 http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000025zci-att/2r98520000025zn7.pdf 総-5-2 http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000025zci-att/2r98520000026eyh.pdf

広報部
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事例やコラム、お役立ち資料などのウェブコンテンツのほか、チラシやパンフレットなどを作成。一般紙や専門誌への寄稿、プレスリリース配信、メディア対応、各種イベント運営などを担当する。