2012年05月23日
中医協 DPC次期診療報酬改定まで出来高算定とする新医薬品を追加
昨日、世界一高い634メートルの高さを誇る、自立式電波塔「東京スカイツリー」がオープンしました。
朝からオープンセレモニーなどが予定されていたようでしたが、天気は雨。強風のためにエレベーターが停止するというアクシデントもあり、地上450メートルの天望回廊の営業終了が約2時間繰り上げられたとのこと。
それでも、20万人以上の人が訪れ、雲間からのぞく東京近郊の絶景を楽しんだようです。
「東京スカイツリー」がオープンした翌日である本日、厚生労働省では、中央社会保険医療協議会 総会(中医協)が開催されました。
2号側委員の席順が少し変わりました。
本日の議題は、下記になります。
・先進医療専門家会議の検討結果の報告について
・医療機器の保険適用について
・薬品の薬価収載について
・新医薬品の処方日数制限について
・在宅自己注射について
・DPCにおける高額な新規の医薬品等への対応について
本日は、新規医薬品や医療機器の適応や使用方法、薬価算定額などが説明され、それぞれについて中医協委員の承認を得ていきました。
また、14日ルールの制限を外す新医薬品として「エジュラント錠25mg」、抗HIV薬が提案され、承認されました。
DPC関連では、次期診療報酬改定までの間、出来高算定とする、新規に薬価収載された医薬品について議論。
これは、「
新規に薬価収載された医薬品等についてはDPC/PDPSにおける診療報酬点数表に反映されないことから、一定の基準に該当する医薬品等を使用した患者については、包括評価の対象外とし、次期診療報酬改定までの間、出来高算定することとしている」というルールのもと新薬の承認時にあわせて実施されています。
今回は下記の医薬品が承認されました。
次期診療報酬改定までの間、出来高算定になる新規薬剤
参考資料:「DPCにおける高額な新規の医薬品等への対応について」
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002agiu-att/2r9852000002agv3.pdf
これに関して、
安達秀樹委員(京都府医師会副会長)が「
これは四半期ごとに実施されるものなのか」といった主旨の内容を質問。
これに対して、厚労省担当官から「
新薬承認時にあわせて、四半期ごとに行う予定」と回答しました。
本日の中医協はスムーズに進行し、予定時刻よりも早めに終了しました。
参考資料:厚生労働省ホームページ「中央社会保険医療協議会 総会 (第225回)議事次第」
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002agiu.html
広報部 |
|
事例やコラム、お役立ち資料などのウェブコンテンツのほか、チラシやパンフレットなどを作成。一般紙や専門誌への寄稿、プレスリリース配信、メディア対応、各種イベント運営などを担当する。
|