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2012年06月06日

中医協 DPCデータ提出遅延病院にさらなる注意喚起を行うことを決定

本日、中央社会保険医療協議会(中医協)総会が厚生労働省(厚労省)の講堂で開催されました。 本日は、医療機器の保険適用について中医協委員の承認を得た後、厚労省担当官からDPCデータの提出の現状とDPC制度から退出する医療機関の報告が行われました。 まず、厚労省担当官は、DPC制度のなかの「データ提出加算」の概要を説明し、これまでのDPCデータ提出遅延の状況を表(詳細は下記「総-2-1」を参照)とともに報告しました。 表 データ提出の遅延状況 資料:総-2-1 http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002bkfe-att/2r9852000002c1mo.pdf データ提出状況の分析結果から、データ提出遅滞による減算の措置が導入され11 カ月が経過しているにもかかわらず、提出遅延の発生件数が減らないため、DPC対象病院とDPC準備病院及び「データ提出加算」を算定する出来高算定病院への注意喚起を行うこととなりました。 また、複数回提出遅延があった病院は、以下の3病院。 ・医療法人社団 恵心会 京都武田病院(提出日超過、データ提出不備) ・なめがた地域総合病院(提出方法不備×2) ・社会福祉法人恩賜財団済生会支部福岡県済生会大牟田病院(データ提出 不備×2) さらに、平成23年8月から平成24年6月までの期間でDPCデータ提出に遅延などの何らかの不備があった医療機関についても一覧表が公表されました。 この一覧表について、西澤寛俊委員(全日本病院協会会長)から「(DPCデータ提出遅延が)1回だけの医療機関の名前を中医協総会で公表するのはどうかなと思う。この表はいらないのでは」といった主旨の内容の意見が挙がりました。 これについて、厚労省担当官から「前回のDPC評価分科会で、注意喚起するためにも名前を公表したほうが良いという意見があったため、掲載した。これはすでに厚労省のホームページで公開されているもの。今後の掲載の有無については、中医協にガイダンスをいただきたい」といった主旨の内容の回答がありました。 西澤委員は、「注意喚起するのも、ホームページで公開するのも賛成だが、中医協総会で公表するのはどうかと思う」と主張。 最終的には、こうした意見を踏まえ、厚労省のほうで中医協での公表方法については再検討することとなりました。 そのほか、DPC対象病院である、医療法人 佐藤胃腸科外科病院が、病院を廃止したため、DPC制度から退出することが報告されました。 参考:中央社会保険医療協議会 総会(第226回)議事次第 http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002bkfe.html

広報部
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