2012年09月18日
皆様への感謝の気持ちを込めて! GHC感謝祭を開催! (その2)
前回に引き続き、本日も9月8日に開催いたしました、「
グローバルヘルスコンサルティング・ジャパン(以下、GHC)感謝祭」の模様をお伝えいたします!
メイヨークリニック名誉最高経営管理責任者であり、アリゾナ州立大学医療政策研究プログラム 副所長、GHCのアドバイザー(
/company/adviser)でもある、
ロバートK.スモルト氏の記念講演後、GHC代表取締役社長
渡辺幸子がかつて医療経済学を学んだ、慶應義塾大学大学院経営管理研究科の教授である
田中滋先生から「
これからの医療制度改革~社会保障制度に求められる新たな方向を踏まえて~」というテーマでご講演いただきました。
田中滋先生
田中先生は、日本の社会保険制度の成り立ちに絡め、近年高齢者の増加や不景気による所得の低下によって、社会保障制度の財政基盤が不安定になっていると指摘しました。
さらに、2009年頃から全国健康保険協会(以下、協会けんぽ)の保険料の収納率が低下していることを協会けんぽのデータをもとに提示。
また、日本の税収や各産業の売り上げ、従事者数などを数字で示し、医療・介護産業が数十年の間に日本経済のなかで、大きな産業に成長したことを説明しました。
今後の急性期医療を取り巻く環境の変化として、今年度の社会保障審議会での検討内容を踏まえ、「
都道府県は、病院が担っている機能に関する各医療機関からの報告をもとに患者・住民にわかりやすい形で公表していくこと」が義務付けられる可能性が高いことを発言。
最後に、急性期病院は、「
自病院を進化させるだけではなく、地域完結型医療をめざし、地域社会全体を守り、育てていくことができる医療機関へと発展してほしい」といった主旨の内容を聴衆に呼びかけました。
各記念講演は、聴衆の心に響く大変素晴らしい内容で、終了後、会場は大きな拍手に包まれました。
閉会の挨拶を述べる
渡辺
司会進行を行う
塚越
感謝祭の記事はキャリアブレインニュースでも記事として配信されました!
「
メイヨーのスモルト氏、米医療改革を疑問視- 「病院の4割破産」との予測も」
以下から記事は確認できます。
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/38080.html
広報部 |
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事例やコラム、お役立ち資料などのウェブコンテンツのほか、チラシやパンフレットなどを作成。一般紙や専門誌への寄稿、プレスリリース配信、メディア対応、各種イベント運営などを担当する。
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