2014年01月16日
今年最初の中医協総会が開催 次期診療報酬改定の骨子が決定!!
東京都心は雪の予報が出、冷え込みの厳しかった1月15日、今年最初の
中医協総会が都内で開催されました。今回の総会では「
これまでの議論の整理」が行われました。昨年来、このブログでも紹介してきました各分野の次期診療報酬改定についての方向性がまとめられています。今後、中医協総会では、年末に発表された次期診療報酬改定率を受け、個別の議論(短冊議論)が行われ、詳細が決まります。個別具体的な議論に入っていくので、各団体・組織の動きや発言が今まで以上にさらに活発になるでしょう。
「
これまでの議論の整理」の論点は、「
医療機関の機能分化・強化と連携、在宅医療の充実等」という4つの重点課題に加え、「
充実が求められる分野を適切に評価」、「
患者等から見て分かりやすく納得でき、安心・安全で質の高い医療を実現する」、「
医療従事者の負担を軽減する」、「
効率化余地がある分野を適正化する」といった4つの視点、そして「消費税8%への引上げに伴う対応」といった内容です。
入院医療においては、
急性期向けの高い入院基本料の算定要件を厳しくし、
回復期向け病床の報酬は手厚くなります。例えば、
7対1と10対1の病棟において90日を超える長期入院をしている患者への特定除外制度は廃止されます。一方で、回復期リハビリテーション病院入院料では、
医師と社会福祉士を専任で配置した場合に評価をするといった見直しがなされるといった内容。
総会で取りまとめられた「
これまでの議論の整理」を受け、今後は、事務局で文言の修正と削除する部分の作業をし、
厚生労働省から「2014年度診療報酬改定に係る検討状況について(現時点の骨子)」に関する意見、パブリックコメントが実施される予定です。詳しくは厚生労働省のホームページをご覧ください。
*パブリックコメント*
http://www.mhlw.go.jp/public/bosyuu/iken/p20140116-01.html
次回の中医協総会の開催は1月下旬頃の予定です。詳細は、厚生労働省のホームページに掲載される予定です。
【参考資料】
中央社会保険医療協議会 総会 (第267回)議事次第
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000034464.html
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