2009年01月28日
寄稿「DPCデータから見える乳がんの医療」――イデアフォー通信
乳がんに関する市民団体イデアフォーの会員さん向け情報誌「イデアフォー通信 第69号」に、GHC社長渡辺、マネジャー相馬の連名による寄稿が掲載されました。具体的な内容は、
掲載記事紹介ページにアップしていますので、ぜひご覧ください。
イデアフォーさんとの出会いは、渡辺が第5期生として参加している東京大学の医療政策人材養成講座の活動の一環で、インタビューをさせていただいたこと。そのときのテーマが「患者さんはどういった情報をほしがっているのか?」だったのですが、「そもそもDPCデータで何がわかるんだ?」という話になって、GHCがイデアフォーさんの勉強会で一度レクチャーをさせていただくことになり…と、つながっていったのです。
ちなみに、勉強会の様子は、このブログでも紹介しています。
寄稿のタイトルは「DPCデータから見える乳がんの医療」。
DPCは、病院で勤務している人であれば耳慣れた言葉だと思いますが、一般の方にとってはまだまだ馴染みのないものです。イデアフォーの方々はさすがに医療についてよく勉強されているだけあってご存知でしたが、普段、仕事外の友人・知人と話をするとDPCについて知らない人のほうがほとんどです。
今回の文章では、患者さんの視点からよりわかりやすく、やわらかい言葉で、「DPCデータでどんなことがわかるのか?」「患者さんやご家族にとっては、どのように活用できるのか?」ということをお伝えしています。
同通信では、勉強会に参加してくださった方の感想も掲載されています。
「スーパーのチラシをチェックするように、DPCデータを広げ、(一部省略)病院選びをする時代になるのかもしれませんね」
「DPCのシステムに患者の声を反映させることはできるのでしょうか?」
…など、いろいろと感じて、考えてくださったようです。
これまでDPCは医療界のみで議論が行われ、話題の中心は「病院の経営はどうなるのか?」だったと思います。でも。一般の方も、一般メディアもちょっとずつDPCデータから見えることに関心を寄せつつあります。こうやってより広い視点で議論が行われることで、DPCは新たなフェーズに入っていくのではないでしょうか?
そもそも本来の目的は医療の透明化、標準化だったはずですし。
イデアフォー通信は、基本的に会員さん専用の情報誌のようです。ただ、イデアフォーさんの講演会やイベント等では販売もされているそうです。チェックしてみてください。
広報部 |
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事例やコラム、お役立ち資料などのウェブコンテンツのほか、チラシやパンフレットなどを作成。一般紙や専門誌への寄稿、プレスリリース配信、メディア対応、各種イベント運営などを担当する。
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